就職面接で人がやらない『10のポイント』

 

就職面接で人がやらない『10のポイント』

採用面接をする立場になって気づいたこと

採用面接をする立場になって気づいたこと

当社は社員数100名、設立10年目のベンチャー企業です。12月から何度か実施している新卒採用の説明会には必ず代表取締役も参加して、当社の魅力や社員に期待していることなどをお話しさせていただいています。

私は何度か私はその後の2次面接に立ち会いましたが、本日はその際に気づいたことをエールもこめて、少しお話させていただきます。


■第一印象は大きい

事実、会ってから5分で(ときには1分程度で)その人の印象は決まるものです。第一印象とは、大きく以下の2点です。

・動作がきびきびしているかどうか
⇒座るとき、立ち上がるとき、お辞儀をするときは、ゆったりしすぎず、戸惑わず
・表情に前向きさと自信が現れているか
⇒目はしっかり前を見て、口元を締め、笑顔でいましょう


■面接を成功させるには・・・

皆さんに志望動機を訊くと、「社長の人柄に惹かれて」という言葉の後に必ずといっていいほど、「こんな社長のもとでなら、必ず成長できると思いまして」とおっしゃいます。

この一言って、「どうなの?」と思ってしまいます。

企業側にとっての採用選考というのは、「採用をすることでメリットがある人材かどうか」を見極める大切な場であり、私たち面接担当者にとっては「応募してくる学生さんが会社の役に立つ人材かどうかを理解する場」にほかなりません。

したがって、私が聞きたいのは「何をもって"成長"とするのか」とか、「会社の成長のためにあなたは何ができるのか、したいのか」ということなので、もう少し具体的に話をしてもらえるとうれしいです。

また、どんなに優秀な学生さんやすばらしい経験を学生時代に積んだ方であっても、当社の事業や仕事も内容、社員に興味を持ってくださらなければ、やはり「一緒に仕事をしたい」という気持ちにはなりません。

学生さんにとって採用選考は「(企業に)自分のことをわかってもらう場」ですが、そこに「相手目線」を付け加えていただけると、面接担当者の共感を得られて、充実した面接になると思います。

 

■話す内容は具体的で正直なこと

できる限り具体的で正直に答えましょう。かっこつけた表現は不要です。

具体的にするためには、カタカナ言葉を使わないことです。
「リーダーシップを発揮しました」
「コミュニケーションを心がけました」
といった話だけでは、その人の人となりは伝わりません。

また、面接後、採用可否の判断をする際に、記憶がうすれているものです。

何より正直に話していることが伝わる人には、自然と好感がもてます。ただし、何もかも正直に話すことが良いわけではありません。自分自身を最もアピールできるエピソードは絞り込んで、具体的に話せるようにしっかり準備しておきましょう。


■「なぜ、そうなのか」 をしっかり準備しておく

面接する側は、
「なぜこの人は○○サークルを立ち上げたのだろう」
「なぜこの人はうちの会社で働きたいのだろう」
と常に考えています。

「どんなことをやってきたか」だけではなく、「なぜそれをやることにしたのか」ということもしっかり答えられるように準備しましょう。


■成功エピソードだけではなく、失敗エピソードも準備する

面接する側は、この人はどんな頑張りを発揮できるのかということを常に考えています。

それを伝えるためには、成功エピソードだけではなく失敗エピソードも必要です。苦労したけれども、それを乗り越えた経験は大事にしましょう。

☆次回もお楽しみに。


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