■元ホテルマンに聴く! お辞儀の仕方
皆さまご存知だと思いますが、ホテルマン・ホテルウーマンは
サービスのプロです。
裏を返せば、ホテルでの接客は良くて当たり前と思われている、
ということです。その満足するハードルが高いお客さまに対して、
各々のお客さまを差別化し、満足していただかなければなりません。
それはお辞儀ひとつとっても最高の質が求められます。
お辞儀には種類があり、それを状況、お客さまに合わせて変えて
いかなければなりません。
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■お辞儀の種類
お辞儀には大きく分けて、会釈、普通礼、最敬礼の3種類があります。
(1)会釈
会釈は目が合ったときや、狭い場所(廊下、エレベーターなど)で
お客さまや目上の方に会ったときにします。
視線は相手のウエストあたり、3メートル先を見るようにします。
(2)普通礼
普通礼はお迎えする時、お見送りの時などに使います。
また名刺交換の際にも普通礼をします。
ただし、相手が自分より下げた場合には、それ以上に下げます。
(3)最敬礼
最敬礼は最も丁寧なお辞儀であり、お詫びの時などに使います。
■元ホテルマンに聴いた! お辞儀のポイント!
<お辞儀のポイント>
・必ず目が合ってから!
・動作の始まりと終わりはしっかり、丁寧に!
・相手よりも深く
・首を曲げない
・上体を腰から倒す
・一度止める
・ゆっくりと元に戻す(スピードが大事)
・起き上がるタイミングは相手に合わせる!
*女性の場合、指先を腿(もも)のあたりで揃えるようにすると
綺麗です。
以上がお辞儀のポイントです。
さらにサブタイトルにもある、かっこよく、優秀に見せるコツも
お伝えしたいと思います。
<かっこよく、優秀にみせるお辞儀!>
・お辞儀をする前に姿勢を正す
・正した姿勢でお辞儀する
・前に手を組まずに横に
・指先も背筋と同じように伸ばす
・忙しいときこそ相手の目を見てしっかり(余裕があるようにみせる)
・相手がこちらに気づいていないからお辞儀をしなくて良いのではなく、
気づいてもらうためにお辞儀する(迷ったら必ずお辞儀する!)
自分が思っているよりも体は動いていないものです。
かなり頭を下げているつもりでも、それほど下がっていなかったり、
背筋、指先を伸ばしているつもりでも、そうでなかったりします。
つまり、自分の姿は見えないので、少し大きめに動作をすることも
コツのひとつです。
※次回は、お辞儀の仕方(後編)をお送りいたします
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方