ビジネスで良い関係を築くマナー・コミュニケーション

 

ビジネスで良い関係を築くマナー・コミュニケーション

初対面の相手と上手くはなすことができない

初対面の相手と上手くはなすことができない

今日のテーマ
『「こんなときどうする?」:難しい状況下のコミュニケーション』
【初対面の相手と上手くはなすことができない】          

       
「『こんなときどうする?』:難しい状況下のコミュニケーション」の
新シリーズは、以下のような内容でお送りしていきます。
  (1)エピソード
  ~その回毎のテーマに関連する、具体的なビジネスの現場での
   悩みをご紹介する部分です。ノンフィクションです。

 (2)解決策
  ~コミュニケーションに関する悩みを解決するための方法を具
   体的に解説いたします。

 (3)トレーニング方法
  ~さらに、テーマに沿ったコミュニケーションスキルをアップ
   するために必要な事柄を解説します。

 このような構成で、しばらく連載を続けますので、よろしく
 お願いいたします!

  ゜:.*。・。+.゜・。゜.:。*゜・。.゜。:・+゜・。:゜・。゜.。゜・。+。゜


■エピソード

 私は人見知りで、とにかく初対面の人と話すのが苦手です。
 はじめてのお客様だと、話す話題がなく、いつも会話が途絶えがちで
 す。 また、大事な話になっても、相手の言いたいことが上手く汲み取
 れず、適切な答えが返せません。そのため、お客様をイライラさせて
 しまいます。
 どのようにすれば初対面の相手と上手く話せるのでしょうか。
                        (シャイな営業担当者)


■解決策(1)~まずはコミュニケーションを行う目的を知る

 世の中には初対面であるにも関わらず、すぐに相手と仲良くなったり
 打ち解けたりすることが出来る人がいます。
 そういった人を目の当たりにすると、
 「ああいう風には出来ないな」「何であんなにスラスラ話題が出るんだろ
 う。」
 「私なんて緊張して何も話せなくなったりするのに。」
 「私って口下手なのかな・・・」なんてネガティブに思いがちなのですが、
 (少なくともビジネスにおいては)そんな必要は全くありません。

 そもそも「ビジネスにおけるコミュニケーション」の目的とは何でしょう
 か?

 当然ながらビジネスコミュニケーションの目的は、
 相手と親しくなることでもなければ、
 仲良くなることでもありません。
 結果的に相手と仲良くなったり、親しくなったりすることは勿論あります
 が、 あくまで副次的な結果に過ぎないのです。

 ビジネスコミュニケーションの目的は、あくまで
 (1)相手の伝えたいことを正確に理解し、
 (2)自分の伝えなければならないことを正確に理解してもらう
 ことです。

 つまり、ビジネスコミュニケーションが上手い人とは、
 決して流暢に話すことでも、話題選びのセンスがある人でもなく、
 結果として、コミュニケーションを通して
 自分と相手の目的を"共に"達成できる人のことを言うのです。

 まずは、コミュニケーションの目的を
 このように理解しているかどうかが最も重要なのです。


■解決策(2)~組織の代表としてコミュニケーションをするという自覚を
 持つ

 では初対面の人と上手く話すためにはどうすればいいのでしょうか?
 実は初対面の人と話すために大前提として気を付けることは2点あり
 ます。

 まず、一つ目が、「組織の代表としてコミュニケーションをするという
 自覚を持ち、しっかりと挨拶できているか」ということです。

 ビジネス上、相手と話すとき(特に外部の人と話すとき)、
 貴方は組織の代表として話しているということを忘れてはいけません。

 この自覚さえしっかりと持っていれば、おのずとコミュニケーションの
 目的が 明確になり、自然と気負わずにコミュニケーションが出来る
 ようになります。


■解決策(3)~相手に対する興味を、相手に伝わるように示す
 
 誰しも初対面の相手と話すときは緊張するもの。
 それは相手だって一緒です。

 相手の緊張を解くためには、まずは相手が話しやすい
 環境を作らなくてはなりません。
 そのためには、「私は貴方に興味があります」というメッセージを、
 相手が分かるように態度で示すことが求められます。
 これが、初対面の方と上手くコミュニケーションをとるために大事な
 2つ目のポイントです。

 具体的には、例えば、「業務内容はどのような内容ですか?」
 「どのようなお仕事をなさっているのですか?」というように、
 相手を主語にして、相手が話しやすい話題を取り上げると、
 会話が滑らかになります。

 また、相手の話を「しっかり聴いている」という態度を
 心の中で思うだけではなく、「大きく頷く」「身を乗り出す」
 「復唱する」などの行動で、"形"としてメッセージを
 発信する必要があります。

 ただし、アイスブレイクのために、身近な話題から話を始めたり、
 相手を褒める場合には、以下の2点に注意が必要です。
 (1)身近な話題をふってみたものの結局話が続かなかった
 (2)褒めては見たもののどこか白々しく、余計気まずくなった
 「初対面の対応が苦手だ」と感じる時は無理せず
 慣れてきてから色々試してみましょう。


■トレーニング方法~美しい挨拶の仕方

  あいさつが美しいだけで役員になった方がいらっしゃいます
 (弊社代表舟橋談)。

 心のこもったあいさつのポイントは、
 「あ=あかるく」「い=いつも」「さ=さきに」「つ=つづけて」です。
 この標語を心構えとして、あいさつをする際には、
 「(将来、一緒に仕事をするかもしれないから)しっかり挨拶する」
 「(今後、何かお願いをするかもしれないから)先に挨拶する」など、
 相手に対して気持ちを込めましょう。



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