ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客様:常に相手をたてて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか確認してみてください。自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
■今日のテーマ
議事録の書き方~詳細内容は息遣いがわかるよう書く
レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
レベル1
(1)レベル1
□ステップ1~仕事に慣れるまで(1週間くらい)
◆課内打ち合わせの記録までやらせてもらう
(1)一言一句もらさず書く
(2)形式はこだわらなくてよい
□ステップ2~入社1ヶ月目
◆社内会議の記録までやらせてもらう
(1)内容を網羅したうえで、定型形式にあわせて整える
(2)相手の息遣いまでわかるよう書く
□ステップ3~入社3年目
◆客先会議の記録までやらせてもらう
(1)内容を網羅、形式を整えたうえで、出席者の序列を確認する
□形式
■日時/場所
西暦で時間は24時間表示で記載。場所はビル・部屋まで
■出席者
序列を確認し、お客さまから、偉い順に書く(××商事○○部△△部長と言う
ように、役職を必ず入れる)
■要旨・決定事項
要旨は項目ごとに見出しをつけ、3項目50字程度
■詳細内容
発言内容を、内容と発言者に応じてまとめる
■所見【省略する場合あり、注意】
2~3行で簡潔に書く、他社に提出する議事録の場合は書かない
レベル2
(1)誰に提出するかを考えて所見を書く(役員か直属の上司かなど)
■解説
議事録は、仕事に慣れるまでは、一言一句もらさぬように発言を書きとめ記録します。形式には特にこだわる必要はありません。課内の打ち合わせなどでこのやり方で書いて、内容にモレがないか、まとめ方、ポイントがあっているかなどを上司に確認してもらい、見直すことに注力してください。
入社1ヶ月をすぎ、部門間会議の議事録を書く場合は、内容をそのまま書くだけでなく、会社の書式にあわせて形式を整える必要があります。
入社3年を過ぎたら、社外のお客様との会議の議事録を書く場合もあるので、参加者の序列なども確認します。お客様との会議の議事録は、お客様の反応を上司に伝えるための重要資料となるので、詳細内容は、相手の息遣いがわかるくらい詳細に書くべきです。
☆次回もお楽しみに。