ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客さま:常に相手を立てて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず、素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか、確認してみてください。自分は周りより頑張る必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
■今日のテーマ
お見送りのマナー~「またお待ちしております。」とつけ加える
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
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全体のフロー
(1)応接室のドアをあける
◆オフィスが1階の場合
(2)ビルの出入り口までお送りする
(3)お客さまが出入り口から出られる際、「本日はありがとうございました。」と丁寧にお辞儀する
◆オフィスが2階以上の場合
(2)エレベーターホールまでお送りする
(3)お客さまがエレベーターに乗り込まれる際、「本日はありがとうございました。」と丁寧にお辞儀する
レベル1
(1)お客さまが退出される前にお忘れ物がないか、確認する
(2)お客さまの姿が完全に視界から消えるまで、お辞儀し続ける
レベル2
(1)大きな荷物をお持ちであれば「出口までお持ちします。」と申し出る
(2)挨拶の最後に、「またお待ちしております。」とつけ加える
■解説
お客さまのお見送りの際は、オフィスが1階であれば、ビルの出口まで、2階以上であれば、エレベーターホールまでお送りします。お客さまの姿が完全に見えなくなるまで、気を抜かない笑顔のまま、丁寧にお辞儀し続けます。せっかくそれまで丁寧に応対できても、最後のお見送りで雑な印象を与えてしまうと、「用件が済めばそれでいいの?」と悪い印象を与えることになってしまいます。
さらに上級を目指すのであれば、お客さまが大きな荷物を持っていらっしゃったら「お持ちします」と申し出たり、最後に「またお待ちしております」と一言つけ加えるなど、プラスアルファの気遣いを見せます。
☆次回もお楽しみに