【第1話】「学生と社会人の違い」
まず、新たに社会人になる上で心がけるべき意識面のこととして、「学生と社会人とは何が違うか」ということについてみていきます。
■行動面■
・「学生」
学生は、自ら「学び生きる」存在であり、行動の基本は"個人"中心であるため、自分の都合を優先して行動しやすい環境にあります。また、学生は、授業料を払っている「お客さま」であり、アルバイト先でもそれほど大きな責任を負わされる機会は少ないです。
・「社会人」
しかし、社会人になると、"組織を構成する一員"としての行動が求められます。相手や周囲の都合や環境を考慮して行動しなければいけなくなります。
また、様々な仕事の締め切りなど、時間厳守ということが学生時代よりも、シビアに求められるとともに、仕事が生活の中心になるため、自由になる時間はかなり少なくなります。
■思考面■
・「学生」
学生は試験に代表されるように暗記力を試される機会が多いです。また、課題もその答えがあらかじめ用意されたものであり、しかも答えが一つに定まっているものがほとんどです。
・「社会人」
しかし、社会人になると、暗記力よりも調整能力が求められます。また、複雑な状況の中から、正確な状況把握を行ったり、人間関係も考慮した判断が求められます。また、組織において、中核的な存在になればなるほど、課題は自ら設定しなければならず、当然自ら答えをさがし、その答えもいくつも存在するのが普通です。当然、自分でその課題の答えを出さなければいけません。
さらに、社会人になると、会社や部署の方針、同じ仕事をする同僚の動きなどにあわせて自分の仕事を行わなければならないのとともに、評価基準も学生時代よりも格段に複雑化します。
【内定者研修のポイント】(1)
学生と社会人の行動面の違いは、"組織の一員"として、動く必要性が発生すること。
インソースの研修でも行っていることですが、内定者の方に、学生と社会人の違いを、より強く自覚させるために、個人やグループで、両者の違いを自ら考えさせて、報告させるのが効果的です。
【内定者研修ラインナップ】
内定者研修~「働く意義」を自発的に発見する~
■内定者入社前研修 ~社会人への意識転換とビジネスマナー習得(1日間×2回)
■内定者研修~社会人としての常識を習得する編(半日間)~社会人としの判断軸を養う!
■内定者研修 ~学ぶ姿勢変革編(1日間)~分からないことをヒアリングする能力の習得!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方