近年、「心の病」が社会問題化しています。昨年、財団法人・社会経済生産性本部メンタルヘルス研究所が全国の2368社に行った「メンタルヘルスの取り組み」に関するアンケートでも、約65%の企業がメンタルヘルスに対する対策を行っているものの、ここ3年間、依然として「心の病」は増加傾向にあるとのことでした。
また、心の病が増加する原因としては、「人を育てる余裕が職場になくなってきている」「組織・職場とのつながりを感じにくくなってきている」「仕事の全体像や意味を考える余裕が職場になくなってきている」という3つが挙げられていました。
上記の事柄は、いずれも「働き甲斐のある職場づくり」ができていないことに問題があるような気がします。
そこで、インソースでは、以下の3つの研修を通じ、
(1)「メンタルヘルス研修」~心の病に至る前に緩和する体制や仕組みづくりを目指す
(2)「メンター研修」~新人・若手の『心を支える』存在となる
(3)「意欲向上研修」~内なる働く意欲を呼び覚ます
日本経済の景気回復に先駆けて、働く方々の『心の景気回復』のお手伝いが少しでもできれば!と思っております。
メンタルヘルスに関しては、早期に社員(職員)のストレスを把握し、緩和する体制や仕組みづくりを行うことが急務となっています。社員(職員)のストレスをコントロールすることは、生産性の低下を防ぎ、業務を効率化することにもつながります。
本研修では、ストレスに対する知識を深め、ストレスの自己チェックをしたり、職場でのサポートシステムを考えながら、いきいきと自分らしく働ける職場づくりを可能とするメンタルヘルスの手法を習得します。さらに、「傾聴」のスキルで、部下の心情を理解し、早期に職員のストレスを把握し、心の病に至る前に緩和する体制や、その仕組みづくりについても講義を行います。
本研修では、まず、グループワークを通じて、新人・若手の「助言者・相談役」としてのメンターの役割認識と、そのメンターの役割を果たすために欠かせない「コミュニケーション能力」の重要性について理解していただきます。
その上で、「個人の不平・不満の解消」「チームワークの強化」「働きやすい職場作り」など、具体的に、指導者として必要なコミュニケーション力を実践演習を交えながら強化していきます。(【昨日の仕事中に起こった何気ない笑い話をする】ペアワークなど)
人は障害を乗り越えてこそ、成長し、成果を得るものです。しかし、一方で、人は大きな障害やしがらみに直面した時に、つい「出来ない言い訳」を考え逃避しがちでもあります。本研修では、具体的な成果を自分から創るためのセルフマネジメントや、自己特性の把握方法を習得し、「成長実感・達成感」を感じたり、成長を自分で促進できる思考方法を身に付けていきます。