■研修のねらい・内容
本研修では、「決め付け、思い込みをしない」「傾聴とアサーティブ」など、メンタルタフネスを高める思考・行動の基本知識を習得するだけではなく、過去の自分のストレス事例を振り返るワークを行うことで、学んだ知識を実践しながら、ストレスに臨んだ際の「決め付け」や「思い込み」など自分の行動特性を自覚していただきます。
また、ストレスを振り返るワークを通じて、「別の受け止め方(解釈)はなかったのか?」「ストレスが小さくなるような考え方はないか?」など、ストレスが発生しそうな状況の中で、自らを"客観視"できる目も養っていただきます。
さらに、研修では、ストレスを感じている部下を発見した際、「どのように部下の話や意見を傾聴するか」「ストレスを解消するためにどのようなフォローを行うか」など、ストレスに強い職場を作るためのマネジメントに関しても学んでいただきます。
■主なカリキュラム
1.ストレスとストレス要因~あなたはどんな時にストレスを感じますか?
2.ストレスを感じる人、感じない人
3.自分のメンタルタフネスを知る
【演習】メンタルタフネスチェック。自分のタフネス度を知る
4.タフになるためのエネルギー
5.どのようにして「よい状態」を保つか?
6.エネルギーの管理が重要
7.タフになるための思考と行動
8.自分の置かれた状況を客観視する
9.傾聴力と話す力を高める
10.心身をリラックスさせるコンディションづくり
【演習】「ストレス事例を振り返る」
11.本当にストレスを感じなければいけなかったの?
≪事例1≫「会議で同僚に反論された場合」
≪事例2≫「ミーティングに時間通りにメンバーが集まらない場合」
12.【演習】「ストレスを溜めている部下への語りかけ」
また、心の病が増加する原因としては、「人を育てる余裕が職場になくなってきている」「組織・職場とのつながりを感じにくくなってきている」「仕事の全体像や意味を考える余裕が職場になくなってきている」という3つが挙げられていました。上記の問題は、いずれも「働き甲斐のある職場づくり」ができていないことに問題があるような気がします。
そこで、インソースでは、以下の3つの研修を通じて、
(1)「メンタルヘルス研修」~心の病に至る前に緩和する体制や仕組みづくりを目指す
(2)「メンター研修」~新人・若手の『心を支える』存在となる
(3)「意欲向上研修」~内なる働く意欲を呼び覚ます
現場のコミュニケーション力の向上や、個人の意識改革をはかり、日本経済の景気回復に先駆けて、働く方々の『心の景気回復』のお手伝いが少しでもできればと思っております。
メンタルヘルスに関しては、早期に社員(職員)のストレスを把握し、緩和する体制や仕組みづくりを行うことが急務となっています。社員(職員)のストレスをコントロールすることは、生産性の低下を防ぎ、業務を効率化することにもつながります。研修では、ストレスに対する知識を深め、ストレスの自己チェックをしたり、職場でのサポートシステムを考えながら、いきいきと自分らしく働ける職場づくりを可能とするメンタルヘルスの手法を習得します。さらに、「傾聴」のスキルで、部下の心情を理解し、早期に職員のストレスを把握し、心の病に至る前に緩和する体制や、その仕組みづくりについても講義を行います。
研修では、まず、グループワークを通じて、新人・若手の「助言者・相談役」としてのメンターの役割認識と、そのメンターの役割を果たすために欠かせない「コミュニケーション能力」の重要性について理解していただきます。その上で、「個人の不平・不満の解消」「チームワークの強化」「働きやすい職場作り」など、具体的に、指導者として必要なコミュニケーション力を 実践演習を交えながら強化していきます。(【昨日の仕事中に起こった何気ない笑い話をする】ペアワークなど)
人は障害を乗り越えてこそ、成長し、成果を得るものです。しかし、一方で、人は大きな障害やしがらみに直面した時に、つい「出来ない言い訳」を考え逃避しがちでもあります。研修では、具体的な成果を自分から創るためのセルフマネジメントや、自己特性を把握する方法のポイントなどを習得し、「成長実感・達成感」を感じたり、成長を自分で促進できる思考方法を身に付けていきます。
ジョブローテーションの導入研修にも有効な研修です!