■管理職の悩み ~部下のメンタルヘルス
管理職研修で事前課題を取らせていただくと、部下のメンタルヘルスに関する悩みが必ず入ってきます。大きく分けると次の3つに大別できます。
1.仕事の割り振りが難しい
負担を掛けすぎても、掛けなさ過ぎても、というバランスの調整が難しいようです。また他の職員とのアンバランスが出やすいことも悩みの種のようです。
2.直接の対応の仕方や指導法がわからない
どう接してよいのか? どのように指導したらよいのか? や、どこまで厳しくしてもよいのか? などに悩まれており、苦慮されている様子が伺えます。
3.厳しい職場環境がメンタルに影響しないか
上司(部長など)が厳しい、関わっている部署の担当者が細かくてきつい、業務がハードなど、部下の状況を鑑み、心配されています。自分が厳しすぎないか?なども含まれるようです。
いずれにしても、管理職としての観察力、調整力が問われる内容です。
■接し方は、「自然に」「見守る」「決定させない」
管理職としての必要なことは、以下の3つです。
(1)自然な態度で接する、(2)励まさず、見守る、(3)重要な決定はさせない、です。つい、丁寧な態度になったり、君はどうしたいなど、意見を尊重してしまったり、頑張れと励ましたりしてしまうかもしれませんが、管理職としては、極力、自然に振舞うことが必要でしょう。
もう一つ忘れてはならないのが、聴くことです。話を聞いてもらえることで、部下の方は、理解してもらえる、認めてもらえるなどと感じますし、話すことで、逆に客観的に自分を捉えられるようになります。ぜひ「聴く」ことを心がけていただければと思います。
ただ、「話を聴くよ」と伝えても、本人としては、なかなか話しにくいこともあるでしょう。これは、ある管理職の方がおっしゃっていたのですが、「実は自分の身近にも精神面で通院している人がいる」などと自己開示ができると、相手はかなり話しやすくなるとのことでした。
事実に反することを言う必要がありませんが、周りに目を向けてみると、部下との共通項は結構あるかと思います。
上手く話ができないとお悩みの方は、ぜひ試していただければと思います。
【メンタルヘルス研修ラインナップ】
部下のストレスに気づくためのポイントを理解いただき、部下の個々のストレスに対処するだけでなく、管理職としてどのような職場づくりが必要かを学べる研修です。
部下のメンタルヘルスの問題は管理職にとって、最も難しい悩みとなっています。本研修では、ラインケアのポイントやカウンセリングマインドについてご理解いただけます。
メンタル面のコントロール方を学ぶ研修です。ストレスは捉え方次第で、良いものとも悪いものともなりえます。どう捉えればよいか、気持ちをどのように切り替えればよいかを学ぶ研修となります。
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その他、お客さまのご要望に応じて必要なカリキュラムを作成させていただきます。
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