■「OJT」の意義とは?
OJT(On the Job Training)とは、各職場において、
部下・後輩の育成をすることを指します。そのメリット
として以下の3点があります。
(1)教育を受ける者の能力にあった、適切な指導が行える
(2)必要があれば、その場で即座に実施ができる
(3)職場の状況に合った実践的な指導ができる
とはいえ、OJTは、単に「職場で部下にわからないことを
教える」ことではありません。育成担当者自身がOJT教育
を通して、自分の知識やノウハウを整理できますし、
部下や組織にとっても、注目すべき意義があるのです。
研修ではまず、「OJTとはどういうものか」、そして「OJTの
意義と必要性」を皆さまにお伝えいたします。
■新入職員は人間関係が不安!
新入職員は「職場の雰囲気に馴染めるかどうか不安」だったり、
「先輩や上司とうまくコミュニケーションが取れなくて困っている」
という人間関係に関わる悩みをが抱えがちです。
育成担当者の方も、「良好な人間関係の中で、指導・教育を
進めたい」と思っておられることでしょう。とはいえ、「優しすぎ
たり、甘やかしすぎたり、変に気を遣いすぎたりする」のは、
また少し話が違ってきます。
■「ほめ」上手は「叱り」上手
良かれと思って「叱った」ことが、「叱られた」側を傷つけたり、
あるいは「反感を買う」といった経験はありませんか?
一番やってはいけないのが、感情的に叱ること、そして
何を叱っているのか分からず、ただ叱ることです。
実は「叱る」前に「きちんとほめる」のが
上手に叱るコツです。
インソースのOJT研修では、この「ほめること」の重要性を
知っていただくために、実際に"ほめる"実演をしていただきます。
この実習を通して、普段、部下・後輩を、いかにほめ慣れて
いないかについて、気づいていただきます。
そして「叱り方の手順」をお伝えします。「叱る」という形で、
物事を部下・後輩に伝える時には、タイミングや場所、
「聞き方」「伝え方」が重要です。「叱ると怒るの違い」を
踏まえ、適切に「叱る」テクニックをご説明します。
■育成担当者の悩みを共有する
いざ、新入職員が自分の部署に入ってくると、育成担当者の
皆さまは通常の業務に加えて、部下・後輩指導の役目が降り
かかってくるわけですから、いつも以上にお忙しくなられると
思います。誰かに相談したくても、なかなか他の育成担当者の
方と悩みを共有する時間もないのではないでしょうか。
そこでOJT研修の最後に、「特に問題なく見えた新人が、
ある日突然"辞めたい"と言ってきた。何が原因かもわからない。
こんな時どうしたらいいのだろう?」といった、皆さまの身近な
問題について考えていただきます。
ディスカッションを通して、意外な解決策が見えてくるかも
知れません。育成担当者さまも、悩みながら指導・教育に
当たられているはずですから。研修の場を借りて、「育成担当者
同士の親交を深め、今後に役立てていく」ことも、この研修の
ポイントです。
以上、OJT研修の流れをご説明いたしました。
来春から新入職員さまや部下・後輩指導の任にあたられる
予定の職員さまに是非ともお薦めしたい研修です!!
是非、ご検討ください。
【OJT研修ラインナップ】
OJTリーダーとしての役割を認識し、実際の進め方を演習を通じて
理解していただきます。OJT担当者としての基本が詰まっており
ますので、初めてご担当なさる方に最適な内容となっております。
OJT担当者として必要なスキルを、項目ごとに徹底的に身につける
研修となります。また、ケーススタディにより、職場で起こりがちな
問題について検討することで、実際の問題への対応力を磨きます。
OJTの本質を理解し、担当者としての役割認識を醸成します。
指導中のリスクについても検討し、計画的なOJTの実施を可能と
するプログラムとなっております。