【住民と良好な関係を保つ「窓口接客」と「クレーム応対」(番外編)】
住民と良好な関係を保つ「窓口接客」と「クレーム応対」(番外編)
■クレーム対応方法「手順0」とは?
「クレームを最小限に抑えるクレーム対応方法」ではクレーム対応の
「3つの基本手順」についてお話いたしました。その前段階として
不可欠なものが2つあります。
それは、「組織を代表しているという自覚と言動」「安易に逃げないという
姿勢」です。これらがなければ、どんなお詫びもただのウソになって
しまいます。
手順をまとめると以下の通りです。
【手順0】
●組織を代表しているという自覚と言動
●安易に逃げないという姿勢
【手順1:お詫び・共感】
●住民の心情を理解する言葉かけ
●「否定」「反論」をしない
●神妙な声や話し方がポイント
【手順2:事実確認】
●尋問・詰問口調にならないように
●クッション言葉を使用
●メモを取って記録を残す
【手順3:代替案・解決策の提示】
●相手の気持ちが晴れてから
●希望に添えない場合は再度お詫びして納得いただく
■コミュニケーションに不可欠な「相手への心情理解」
4週にわたり、「住民が快く感じる窓口接客方法」、「クレームを最小限に
抑えるクレーム対応方法」についてお話ししました。そのどちらにも
共通していたのは、「住民の立場に立って行動する」ことです。
現場の方は、日々、十人十色の来庁者の応対に大変なことと
思いますが、「一期一会」の精神で、相手への心情理解を
基本姿勢として、誠意ある対応を行っていただければと思います。
また、住民に対してだけではなく、職員間でも「相手への心情理解」は
仕事を円滑に進めるためのコミュニケーションとして不可欠なものです。
部署内で仕事の連携を高めるために、相手の心情を理解しながら関わる
ことで、仕事の品質が向上します。他部署とのやりとりでも、相手が、
「いま、どのような立場で」「どのようなことを求めているのか」を推し量る
ことで、担当者同士の交渉がスムーズになります。ぜひ、職員間の
コミュニケーションでも活かしていただきたいと思います。
☆次回もお楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方