■PDCAサイクルの定着
PDCAサイクルとは、業務を進めるにあたって、
Plan(計画を立て)
⇒Do(実行して)
⇒Check(結果と計画を比較分析して)
⇒Action(改善活動を行い)
⇒Plan(計画を立て/見直して)・・・
という順番でサイクルをまわすことです。
PDCAサイクルは組織全体や事業本部という一定規模以上の利益
責任単位から、係、チームという業務レベル単位にまで広い範囲に
適用されるものです。
このPDCAサイクルですが、組織内になかなか定着しないという
ことはないでしょうか。PDCAサイクルは事業運営のツールとしては
必須なのですが、「導入=定着」とはなかなかいかないものです。
定着のポイントは成果です。成果が出て初めてPDCAサイクルの
有効性を人々が信じるようになり、組織内での定着が進むことに
なります。小さな成果でいいのです。定着には成果を出すことが
大切なのです。
哲学者三木清のいう「言葉は空虚なもので、事実はつねに言葉
よりも雄弁である」のです。
■成果の鍵は高速PDCA
PDCAサイクルで成果を出す鍵はPDCAサイクルを速く回すこと、
つまり高速PDCAサイクルにあります。PDCAサイクルの回転数
を上げるほど、課題を見つけ、改善を行う機会が増えるので、
それだけ成果に結びつきやすくなるからです。
回転数を上げるといっても、「猛烈に働いて、徹夜もして、一週間
かかっているものを2日でやれ! もっと頑張れ!」と担当者を
追い立てることではありません。
大きな車輪を高速回転させようとするのではなく、小さな車輪を
無理なく継続的に高速回転させて、目的地に到達しようというのが
高速PDCAの考え方なのです。
☆次回もお楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方