【~インソース代表舟橋「トップセールスになるヒント」】
~インソース代表舟橋「トップセールスになるヒント」 【第30回】
■デキル営業担当者はバックオフィスのことも考える
営業担当者は普段、会社の外でお客様の矢面に立っているので、
経理部の担当者がどのような仕事をしているのか、なかなか分からないものです。
しかし、一歩進んだデキル営業担当者というのは、経理部を含め、
バックオフィスの内情を理解しながら仕事をしているものではないでしょうか。
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■面倒な仕事を増やさない営業担当者は優秀
たとえば、経理の仕事のひとつに伝票処理というのがあります。
皆様も、これまでに「お客様から伝票をもらってくるのを忘れた・・・」
そういったご経験は一度や二度ぐらいあるのではないでしょうか。
そういった場合、経理担当者に報告したら、
お叱りを受けたことがあるかと思います。
経理担当者としては面倒な事務作業が増えるので、
当然、小言の一言や二言、いいたくなることでしょう。
しかし、あらためて考えてみてください。
「伝票を忘れた」場合、経理担当者は何を考えるのでしょうか。
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まず、経理担当者からみた場合、個別で対応しなければならないので、
「余計な業務を増やすな」といった声があるでしょう。
ほかには、何かありますでしょうか。
売上・利益の観点から見た場合は、どうでしょうか。
気づきになられれた方もいらっしゃるかと思います。
そうです。
「ムダな事務コストを増やすなよ」
そういった声が考えられるかと思います。
「伝票を忘れる」ということは、単に
「事務作業が増える」というだけでなく、
「コストが発生する」ということでもあるのです。
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たとえば、先ほどの伝票をもらい忘れてしまったケース。
その場合、どのぐらいの事務コストが発生するのでしょうか。
ケースによりますが、人件費、郵便代など含めると、
だいたい2000円ぐらいのコストが掛かります。
かりに、お客様に伝票を同封して郵送するとします。
当然、返信用封筒をつけて郵送することでしょう。
その後、郵送前や到着後に、経理からお客さんに確認の電話を
してもらうとすれば、コストとしては、
やはり2000円ぐらい掛かるものではないでしょうか。
これでは、せっかく売り上げを上げても、利益は目減りしてしまいます。
したがって、渡すものを渡して、貰うものはきちんと貰ってこれる人。
余計な仕事を増やさない人。そういう営業担当者は、
業務のトータルコストが低く済むので、会社全体から喜ばれるのです。
(次回)「経理・財務に喜ばれる営業担当者とは?(後編)」について
お話します。どうぞご期待ください。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方