【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック】
内気営業「中島」のマル秘営業テクニック 【7】
■失注についてのエピソード
ある自動車販売会社さまに向けご提案していた「営業研修」で、
ご担当者さまが異動になってしまい、また、組織替えで部署も
なくなってしまったため、流れてしまったことがありました。
失注です。自分がその会社の営業部員になったような気持ちで、
とにかく頑張ってご提案していたので、大変残念でした。
でも、だからといって、泣き寝入りする私ではありません。いろいろ
考えたり、調べたりしたことを誰かに伝えたい、また、そのようにして
ご提案した研修が、そこらの別会社の研修に劣るわけがないと思い、
何度も電話して、別部署の研修担当の方を紹介していただきました。
これはお客さま側の事情により失注してしまった例ですが、ただ単に
他社さんの方がよい提案をされて、失注することもたくさんあります。
そのときは、「せっかくたくさんお話しいただいたのに、お役に立てず、
大変申し訳ございませんでした」とお詫びして素直に身を引きます。
その際、一応今後のために、理由をお伺いします。理由は様々ですが、
お客さまのために一生懸命考えたことについてはプライドを持ち、
次の提案で活かせるように、また継続してお電話をします。
■私の失注理由ランキングとその原因
ちなみに、過去の私の失注理由ランキング上位7は下記です。
第1位 今までの会社にお願いすることになりました
第2位 実施しないことになりました(または、内部講師で実施する
ことになりました)
第3位 予算が取れなくて安い見積の他社にお願いすることに
なりました
第4位 他社のほうが良い講師がいたので、そちらにお願いする
ことになりました
第5位 他社のほうがうちに合った提案をしてくれたので、そちらに
お願いすることになりました
第6位 提案が遅かったので他社に決めちゃいました
第7位 研修実績が少なかったので、上司に推し切れず他社に
しました
(※数えたわけではないので、印象に残っているものです)
大体のケースにおいて、「言ってくれればよかったのに!」と思います。
第1位と2位はどうしようもないのですが、予算については社内で
値下げを検討できたかもしれませんし、講師は別の講師にするか
もしくは補足情報をプロフィールに掲載できたかもしれません。提案
は改めて考え直させていただいたら良かったし、実績も、本当はもっ
とアピールできたはずです。
反省すべきところは反省し、また気を取り直してお電話することに
なります。
■弊社代表・舟橋からのコメント「内向的な営業と失注」
実は、内向的な営業の皆さまに、失注との付き合い方をぜひ
お伝えしておきたいと考えています。
1.内向的な営業は失注を重く考えるより、次にトライ!
失注というのは、「ありがちな」事です。良くある事と言っても良い
と思います。あまり、落ち込まないことが重要です。内向的な人は
くよくよ考え、「ああ、もうダメだ」とか「営業やめて転職しよう」とか
考えがちですが、あまり落ち込む必要はありません。
失注は冷静に敗因を分析する事も大切ですが、あまり深刻に考
えず、中島さんの様に次の顧客にチャレンジしてくれる方が上司
としてはずっと嬉しいです。たぶん、中島さんもこの境地にたどり
着くには、少し時間がかかったと思いますが。
2.内向的な営業が失注に関してあえて反省するなら
「連絡方法と頻度」
一つ、特徴的なことを申し上げておきますと、内向的な営業は、
お客さまとのやり取りが少ない傾向があります。つまり、頻繁に
連絡を取らないのです。また、訪問より電話、電話よりメールで
連絡する傾向もあり、お客さまにこちらの気持ちが伝わりにくい
傾向があります。ですから、お客さまへの連絡方法はできるだ
け、メールを使わず訪問を心がけて見て下さい。その頻度も
自分で思うより2倍ぐらい多くお客さまのところにお伺いする様
にしてください。そうすると、失注理由第1位「今までの・・・」、
第5位「他社に・・・」を削減することが可能となります。
ぜひ、心がけてください!
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周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方