営業職「誰もやらない」101の秘策

 【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック】

営業職「誰もやらない」101の秘策

業務知識が足りない!

内気営業「中島」のマル秘営業テクニック 【14】

業務知識が足りない!

業務知識が足りない!
    ~「教えてください」とお客様に言えると開ける
        ~内気営業「中島」のマル秘営業テクニック

■業務知識がないことが困る

 自分に業務知識がない、ということでの悩みがよく聞かれます。自分が
 知らない領域の話をいきなりされたとき、何を質問したら良いかわから
 ず、困ったなと感じます。これは、始めはどの営業担当者も必ず出てく
 る悩みだと思います。

 「業務知識」には2種類あります。1つ目は、自分が売る商品について
 の知識、2つ目は、お客様のニーズ(状況や、知りたいこと)です。
 分けて考えていただけると、わかりやすいです。

■中島の解決策

 こういうとき、インソースの先輩方は皆、「研修や自主勉強も大事だけ
 ど、 お客様に教えてもらえばいいよ」といいます。
 
 先輩方は、不動産業界や、IT業界など、研修とはまったく関係のない
 業界から中途採用で入社しています。皆、研修や教育のことなんて何
 一つ知らな い状態から、お客様に教えていただいて、研修の知識を
 得てきたのが大きいというのです。「お客様にきくなんて、失礼ではな
 いだろうか」という漠然 とした不安を抱えながらも、仕方がないので
 私もそれを信じて行動しました。

■お客様に教えてもらうための、具体的な方法

 1.お客様について
  ⇒まずHPで調べていく(わかる範囲で、興味があることを中心に)
 2.自社商品について
  ⇒話が出そうな部分だけ勉強していく
 3.「本当に勉強不足で申し訳ありませんが、教えていただけますで
   しょうか」と言う
 4.とにかくメモを取りながら真剣にきく

 1.お客様について
 まず会社概要ページを見て、売上高、利益額、社員数等を確認しま
 す。そのほ か、自分が興味のあることや、話題にできそうなこと(新
 しい商品や、ニュー スリリース等)をチェックします。

 個人的には、「やりがい」に興味があるので、お客様の採用ページ
 をよく見て いました。どういう楽しみがある人たちが働いているの
 か調べていき、「○○ そうな仕事ですね」と話をしました。「楽しそう
 な」「大変そうな」「やりがいのありそうな」等、何か一つでも、自分の
 言葉で話せるようにすることがポイントです。

 2.自社商品について
 商談で話す内容について、「自分がお客様だったら、何について質問
 をするだろう?」ということを考えて、答えを全部用意するようにしまし
 た。それ以外 に広げると多すぎて難しくなるので、自分が質問すると
 思われるところだけにしぼります。当日の商談で、どうしても対応でき
 ない話が出たら、わかる範囲で質問し、後は先輩や上司を同行して再
 度お話を聞かせていただくようにします。

 3.「本当に勉強不足で申し訳ありませんが、教えていただけますでし
 ょうか」 お客様は案外、親切に教えて下さいます。私がまだ若いので、
 仕方ないなとい うお気持ちなのでしょうか。お客様の話は、下手に調
 べるよりもわかりやすい ですし、自由に質問もできるので、リアルな
 言葉でお客様のことを知ることができます。

 4.とにかくメモを取りながら真剣にきく
 メモはとにかく全部取ります。「キーワードを逃すまい」、という勢いで取
 ります。私はメモを取るのが下手なので、きれいな文字ときれいな文章
 で残すことができません。その分、とにかく全部メモを取っています。ま
 た、「商談は 笑顔で」と言いますが、こういうときは真顔で聞きます。う
 なずいたり、納得したり、「初めて知りました!」と感動しながら、とにか
 く一生懸命ききます。

■内向型営業が生かせる強み

 強みは、とにかく一生懸命話を聞けること(話していただけること)。自
 分の頭で考えて、下調べができること。これを積み重ねていけば、少
 しずつですが、いろんな知識を蓄えていけるような気がします。
 (なお、これについて叱られたことも何度かあります。「こちらが教えて
 もら わなきゃいけないのにね」と嫌味を言われたり、「勉強してから
 (電話を)かけてきて」と電話を切られたり。それはそれで、ごもっとも
 だと思って、あきらめます。)

■舟橋からひとこと~内向的な営業は「爺キラー、婆キラー」になる!

 内向的なみなさんは往々にして、相手にとって「話しやすい人」では
 ないでしょうか?その特性を活かして、お客様の中に「支援者」を作
 りましょう。年齢が上の方の中には、教えられるより、「教えたい」人
 が多く存在します。いわゆる「教え魔」です。そんな事情通の方の話
 を良く聞くのです。まず、そんな支援者を1社訪問し、教えてもらいま
 す(売れなくてもOK)、次の訪問先(2社目)では教えてもらった通り
 話すのです。このテクニックを持つ人を「爺キラー、婆キラー」と呼んで、
 ビジネスパーソンは高く評価します。内向的なみなさんの必殺技にな
 るかもしれません。


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