【「売る」仕組みを作るマーケティング】
「売る」仕組みを作るマーケティング 【7】
今週もマーケティングにおける4つの視点
Product(商品)
Price(価格)
Place(流通)
Promotion(販売)
のお話です。
さて今週は、Place(流通)についてお伝えいたします。
■商品・サービスをどこで売る?~チャネル戦略
マーケティング・チャネルとは、製品・サービスの入手または消費を可能にするための組織集団のことです。たとえば、流通チャネルであれば、卸売業者、仲買人、小売業者などがそれに当たります。
■卸売業者の3つの役割(出典:WIKIペディア)
卸売業者の役割は以下の3つです。
「情報ギャップを埋める機能」
市場にどんな商品が存在するかという情報と、どんな商品が実際に小売り現場で売れているかという情報を持ちます。
「需要量と供給量のギャップを埋める機能」
メーカーと小売業の中間バッファーとして、卸売業は各々の小売店需要に即した小分けを行います。宅配便の発達や決済手段の多様化の中、この役割は縮小しています。
「地域ギャップを埋める機能」
卸売業は流通拠点のひとつとして、メーカーや市場などと地域需要とを橋渡しをします。ただし、宅配便の発達や決済手段の多様化の中、この役割は縮小しています。
■直販への移行
小売店では卸を経由しないでメーカーから直接仕入れることが多くなり、卸売業のウエイトが相対的に低下しており、医薬品など一部の商品では卸業界の再編が行われています。
■流通チャネルとしてのインターネット
現在では、インターネット販売や通信販売が普及し、膨大な数の消費者への販売機会が生まれています。しかも、商品の陳列に始まり、商品の配送、代金の決算と流通コストも大幅に削減でき、さらに画像・音声・映像なども提供できるので、より安心して、小売店で購入するのと同じような感覚で商品を手に入れられるようになりました。
☆次週につづく
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方