私が大学卒業後新卒で入社したのは保険会社でした。私はそこで、
保険代理店(保険専業代理店、金融機関、会計事務所、企業など)
に対する営業、いわゆるルートセールスをやっていました。
具体的な業務は保険の販売拡大に向けた支援活動です。そこで、
非常に多くの素晴らしい上司・先輩・同僚や後輩と出会えたことは
とても幸運でした。営業として幾多の指導を受けましたが、
そのどれもが今の私を形成する貴重な財産となりました。
ただ、その中でも特に私が重要と考え、常に念頭に置いてきたのが、
「営業エネルギーの法則」というものです。
(それを私に教えた上司が作った概念なのか、
誰か著名な方が考えた概念なのかは今だに分かりませんが・・・)
エネルギー=質量×速度の二乗という法則がありますが、
これを営業に例えたのが「営業エネルギーの法則」です。
質量というのは「確かな業務知識」です。
自分が扱っている商品を、正確に分かりやすく伝えられること。
そして速度ですが、これはそのままです。「アジリティ敏捷性」です。
とにかく速く返す。何があっても即打ち返す。
遅くなったらもうだめということです。
ポイントは、速度は二乗されるということです。速度つまりスピードが
大切なんですね。この二つが合わさって「営業エネルギー」が生まれる
という教えを受けました。
入社してすぐにこれを聞いた私は、何故か妙に感心して、以後それを
常に意識してやってきました。ですので、営業の鉄則という程の
ものでもありません。「営業エネルギー」をずっと継続して意識し、
努力してきたということだけです。
一方で、この「営業のエネルギー」で、成果に相当の差がつくことが
すぐに分かりました。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方