指示の受け方・仕事の進め方
新人向けビジネス基礎
1.「何を」「いつまでに」を必ず確認する
仕事の進め方には一連の流れがあります。また、すべての仕事には前後の工程が存在するため、自分のペースでオリジナルの成果物を作成するわけにはいかないのです。
まずは「何を」「いつまでに」行うのかの認識を指示者と擦り合わせます。その際、6W3H(Who、What、When、Where、Why、Whom、How、How much、How many)
を意識して確認すると、抜け漏れがなくなり、仕事の完成イメージが両者で共有できるので手戻りが軽減されます。
2.メモの取り方が仕事の質を左右する
新人の頃は覚えることがたくさんあります。次々と新しいことを教えてもらうのでメモを書く手が追いつかないこともあるかもしれませんが、まずは全部記録するくらいの気負いでメモを取りましょう。
特に重要だと感じた箇所は色を付けたり、下線を引いたりします。後で見返したときに、何を書いているのかわからないメモでは意味がありません。
慣れてきたらポイントを押さえて記録しますが、その際も6W3Hを意識すると情報の不足にその場で気づくことができるようになります。ビジネス基礎のテキストでは、
読みあげられた文章について、メモをとってみるというワークがあり、実践的に意識づけをすることができます。
3.わからないときは質問をする
自分で調べてもわからないときは教えてもらえるまで待つのではなく、自分から質問をしに行きます。
その際、教えてもらう指導者への感謝の気持ちを忘れてはいけません。指導者は忙しい中、時間を割いて指導をしてくれています。同じ質問を何度もしなくて済むよう、
質問のタイミングや質問の内容はあらかじめ整理しておくことの大切さを学ぶことができます。
【仕事の基本+αコラム】相手目線での判断軸を身につけて、自ら考え動くこと ご紹介
テキスト内には、実際に新人の皆さんが困ったことや知りたいと思っていることをもとに、場面ごとのちょっとしたコラムをたくさん掲載しております。
仕事の指示のしかたは人によってさまざまです。きっちりと指示を受ける場合もあれば、あいまいな指示の場合もあります。あいまいな指示を受けた場合でも、相手が何を求めているか、
相手が求める成果物を考えるクセづけをしておくと、仕事がはかどります。もらった仕事の「お客さま」は誰か、目的は何なのか、期限はいつまでか、形式は、分量は、と相手の目線に
立って成果物を考えましょう。そうすることで、全体の工程を把握でき、不足している情報を自ら取りに行くことができるようになります。