2019年1月28日
今春卒業予定の大学生の就職内定率が87.9%となったことが分かった。厚生労働省と文部科学省が就職内定状況等を共同で調査し、2018年12月1日現在の状況を取りまとめた。
両省の発表によると、12月1日現在の大学生の就職内定率は87.9%で前年同期を1.9ポイント上回り、1997年3月卒の調査開始以降、同時期で過去最高となった。
リーマン・ショック後の雇用環境の悪化で内定率が最も落ち込んだ2011年3月卒の68.8%から年々上昇し、リーマン・ショック前の2008年3月卒のマークした81.6%という水準を3年連続で上回った。
大学の就職内定率のうち国公立大学の就職内定率は87.9%(前年同期比1.0ポイント増)、私立大学は87.9%(同2.2ポイント増)。
男女別に内定率を見ると、男子は87.5%で前年同期比2.3ポイント増、女子は88.5%で同1.5ポイント増。文理別では、文系は87.7%で同2.0ポイント増、理系は89.0%で同1.8ポイント増となっている。
大学の地域別では、北海道・東北86.0%(前年同期比1.4ポイント増)、関東90.5%(同2.3ポイント増)、中部88.1%(同1.0ポイント増)、近畿89.9%(同2.4ポイント増)、中国・四国が82.6%(同3.9ポイント増)、九州80.5%(同0.4ポイント増)となった。
その他、短期大学の就職内定率は75.6%(同0.2ポイント増)、高等専門学校は97.2%(同0.4ポイント減)、専修学校(専門課程)は76.8%(同7.9ポイント増)だった。
配信元:日本人材ニュース
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