暮らしを変える!ARを活用した企業のPR事例4選
2018.09.12
- ライフ
さまざまな企業が、商品プロモーションやブランド価値向上のために活用しはじめている「AR」。拡張現実が導入されていくことで、私たちの暮らしはどのように変化するのでしょうか?今回は、AR技術を活用している企業の具体的な導入事例を4つご紹介します。
ARとは?
日本語で「拡張現実」を意味するAR(Augmented Reality)。仮想世界に入り込んだかのような体験が味わえるVRとはちがい、ARは現実を「拡張的に表現する技術」のことを指します。現実の風景にバーチャルの視覚的情報が加わることで、よりリアリティーのある拡張現実を体験することができるのです。
AR技術を代表するものといえば、2016年にリリースされたスマートフォン用アプリ「ポケモンGO」が有名です。位置情報サービスを利用したこちらのアプリは、画面上の現実世界にポケモンを出現させたことによって大ヒットを巻き起こしました。
ARの活用事例①IKEA
コストパフォーマンスの良さと北欧モダンなデザインが人気の、スウェーデン発家具量販店「IKEA」。そんなIKEAが、2017年9月にARを使ったアプリ「IKEA Place(イケア・プレイス)」をリリースし話題となっています。
使い方はとてもシンプル。部屋の様子をスマホで撮影し、アプリに掲載されているソファーやテーブルなど気になる商品を選ぶだけ。すると、選んだ商品が画面上で実際の部屋のなかにセットされ、その家具を購入した場合のイメージを確認することができるのです。シミュレーションした家具は、オンラインショップ上で購入することができます。
ARの活用事例②TISSOT
続いてご紹介するのは、スイスの時計ブランド「TISSOT(ティソ)」がトロントの街頭にて実施した、企業が発売する腕時計のARリストバンドモーションです。
専用のリストバンドを装着してスクリーンにかざすと、まるで本当に腕時計をつけているかのような映像が映し出されるこちらのシステム。さまざまなデザインの腕時計を試すことができたり、現在の時刻に合わせて動く秒針がリアルで面白かったりと、ユニークな企画が受けたことで企業の売り上げに好影響を及ぼしました。
ARの活用事例③メイベリン ニューヨーク
世界中の女性に愛される大手化粧品メーカー「メイベリン ニューヨーク」もまた、AR専用アプリをリリースし、顧客の購買意欲を高めています。
このARアプリで体験できるのは、ネイル用品のテスター。仮想現実内にネイルをした爪を映すことにより、ネイルオフの面倒な作業を行うことなくお好みのカラーやデザインをいくつも試すことができるのです。ネイル好きの方にとっては、まさに理想のテスターといえるでしょう。
ARの活用事例④ハーゲンダッツ
最後にご紹介するのは、企業から購入した商品に対して付加価値を与えるAR技術です。日本でも絶大な人気を誇る、贅沢アイスクリームメーカー「ハーゲンダッツ」。
日本のCMでよく見かける、“冷凍庫から出してすぐに食べるのではなく、少し時間をおいてから食べる”という商品の特長を活かしたARアプリが、アメリカで開発されました。
こちらのアプリに搭載されているのは、ハーゲンダッツのフタにカメラをかざすことによってAR画面上にヴァイオリニストが登場し、アイスが食べごろになるまでヴァイオリンの演奏をしてくれるタイマー機能。ハーゲンダッツならではの高級感とヴァイオリンの豊かな音色が楽しめます。
商品をより身近に魅力的に表現するAR技術
企業のブランド価値を高め、商品の売り上げを向上させるために活用されるAR技術。商品を実際に手にした場合のイメージがつきやすくなるほか、より身近に感じることのできるAR技術は、今後企業にとって欠かせないプロモーション活動のひとつとなっていくのではないでしょうか。
配信元:日本人材ニュース