■お悩み相談
私は一生懸命やっているつもりですが、なかなか大きな仕事を任せてもらえません。なぜでしょうか?
(Aさん、20代担当者)
【Aさんの上司談】
Aは、仕事はそこそこやってくれるんだが、仕事中にmixiを見たり、携帯メールをしたりとか仕事以外のことで忙しい。そういう人間は信用できないから、大きな仕事を任せたくないんだよね。
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☆成功のヒント
真摯な態度で、社内・部署内での共感をよび、
力を借りて大きな仕事を行う
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【ノウハウ解説】
●全力を出し切ることで社内の共感を呼ぶ
営業担当者は、まず、自社内で信頼を置かれることが重要です。その方法は、自らの力をすべて出し切って案件に臨むことです。
個人の力はいくら頑張っても2か3にしかなりません。
しかし、社内の力を結集すれば、10にでも100にでもその力が広がり、大きな仕事ができます。
仕事ができるようになればなるほど、様々な場面で他の人に協力を要請する必要が出てきますが、ルールだけで人は絶対に動きません。
結局、人を動かすのは、自分の仕事に対する真摯な姿勢だけです。
上司はそれを見ています。
あなたが「人を動かせる」と考えられた時、大きな仕事を任せてもらえるようになります。
●公私の区別をつける
新人営業担当者に限らず、営業担当者は公私の区別をつけることがまず第一歩です。
営業担当者は比較的自由に行動できます。
そのため、時間の使い方にしても、公私混同する者も出がちです。
上司はたえず、その点に目を光らせています。
よほどのことがない限り、仕事中に私生活を持ち込むことは論外です。
営業時間中の私事、私用電話、私メールなどが発覚した場合、日々の努力は台無しになってしまいます。
●営業訪問後は、想定された時間に帰るべき
実は営業部門の上司は、帰社時間を気にしています。
商談を実施し、帰る時間というのは、おおまかに想像できるものです。
大きく逸脱する場合は、いったん会社に電話するぐらいの配慮は必要です。
●営業経費の管理には細心の注意を払うべき
また、営業経費についても、小額でも私費流用などがないように細心の注意を払うべきです。1回でもそういうことをしてしまうと、「時々、見ていないところで手を抜いたり、不正をするやつ」と見なされてしまいます。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方