■円滑なコミュニケーションは、お客さまを快く感じさせること
円滑なコミュニケーションとは、お客さまがそれを快く感じることができるコミュニケーションのことです。
つまり、コミュニケーションの良し悪しは、「自分がどのくらいうまく会話できたか」ではなく、「お客さまがどれくらい快く感じたか」にかかっているということができます。
お客さまには、親しく話をしたい人、あまり多くを反すのが苦手な人、いろいろない人がいます。
十人十色の「期待」があるということを認識して、お客さまがいったい何を求めているのかを考えます。お客さまからのメッセージに耳を傾け、素直に受け取りましょう。
そのうえで、自分のメッセージをどのように伝えるかを考えます。
話のスピードや、声の大きさ、あいづちなどの間の取り方、質問のしかたなどによっても、相手に伝わる印象はかなり違います。
■非言語コミュニケーションが与える印象を意識する
コミュニケーションは、
1.言語コミュニケーションと
2.非言語コミュニケーションの2つに大きく分けられます。
1.言語コミュニケーションは、文字通り、言葉によるコミュニケー
ションのことで、簡単にいえば、話す内容のことを指します。
2.非言語コミュニケーションは、言語以外によるもので、見ため
・声質や、身振り・手振りなど「カラダ」を使った表現に関する
ものです。
驚かれるかもしれませんが、ある調査によると、実際のコミュニケーションでは、「話す内容」(言語コミュニケーション)が相手に与える印象の割合はわずか7%しかなく、残りの93%という大部分の印象は、その人の「個性」や「雰囲気」、「身振り・手振り」によって成り立っているといわれています。
「舌先三寸」という言葉がありますが、実際のところ、口だけでうまくやるというのは難しいようです。非言語コミュニケーション、与える印象を意識したコミュニケーションが大切です。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方