■Eメールの基本
Eメールの書き方で最も重要な点は、「読み手の側に立って書くこと」です。
具体的には次のようなことを意識します。
(1)件名は簡潔に、具体的な表現にする(日付や時間などを入れる)
(2)モニターで読むことを配慮する(モニター画面におさまる、30~35
文字程度で改行)
(3)相手のEメール利用頻度を知っておく(緊急の場合は電話を使う。Eメ
ールに頼り過ぎない)
(4)個人データの取り扱いは、会社のルールを守る
(5)「メールは誤読されるもの」という意識を持つ(メールの使用は連絡・
通知文書に限定する。交渉には利用しない)
(6)簡単に作成できるEメールだからこそ、文章は十分に吟味し、出す前に
紙に出して読み直すのが理想
(7)メールの返信は24時間以内にする
■気持ちを伝えるEメールでは「心情理解」が大事
業務上のEメールには2種類あります。一つ目は、連絡用のメール。二つ目は
お願い・お詫び・感謝など、気持ちを伝えるメール。後者は特に、直接顔を合
わせず、文面だけでコミュニケーションをとることになるため、機械的・事務
的な文章にならないよう、一層の配慮が必要です。
たとえば、「お詫び」のEメールであれば、「心情理解」の部分を省かず、意
識的に書くようにします。「ご不便をおかけしまして、誠に申し訳ございませ
ん」の「ご不便をおかけしまして」というような部分が「心情理解」に当たり
ます。
簡潔に書くことを始め、Eメールの書き方には基本ルールがありますが、内
容や状況により、「読み手の側に立って書くこと」を意識することが大切です。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方