接客業の場合、同時に複数の対応をしなければならないことがあります。
例えば店舗の在庫管理をしているときに、お客様が来店した場合です。このよ
うなときには、瞬時に、やるべきことの優先順位をつけます。
電話をしていた場合でも、最も優先されるのは来店してきたお客様への対応で
す。他に店員がいれば良いですが、店に自分しかいない場合は、飲食店ならば
「少々お待ちくださいませ」と、まず来店されたお客様に声をかけた後、電話
を保留にします。そして、お客様に最低限の対応をします。物販店なら、会釈
をして、お客様が来店されたことに気づいていることを知らせます。それから
電話の相手に断って、電話を切ります。
最優先するのは、まず目の前にいるお客様です。次に、お問合せ、ご予約など、
電話でお問合せのあったお客様。最後がお店の中のこと、という順番で対応し
ます。清掃や棚卸、在庫管理などの店舗業務を、お客様より優先させることは
あまりしません。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方