■弱点の克服か?強点の伸長か?
人は物事を見る際に、どうしてもよい部分より悪い部分に目が行きがちです。そのため、キャリアデザインの際に自分の能力について考える際も、強点の伸長よりも弱点の克服に意識が向く傾向にあります。
強点の伸長か弱点の克服か、どちらがよいというものではないですが、短期的に強点の伸長を、長期的に弱点の克服をということがいえるのではないでしょうか。
特に官公庁の方々の場合、定期的な、しかも、異なる職務への異動となることが多いため、1つの職場で1つの強みを伸ばしつつ、2~3の職場で弱みを克服していくイメージですね。
一昔前であれば、「出すぎた杭は打たれない」でしたが、変化のスピードが速い現代では、出すぎていようと、不要な杭は抜かれてしまいます。一点集中ではなく、複数の強みを作りつつ、弱みも克服していく必要があるでしょう。
■異動によるメリットとは?~コミュニケーション能力とネットワーク力
しかし、不要とならない能力もあります。しかも、異動を活かして伸ばせる能力です。
1つは、コミュニケーション能力です。やはり新しい職場、人間関係の中でものをいう能力ですし、逆にそういった中で、磨かれる能力でもあります。
もう1つは、ネットワーク力という人脈を広げ、強くするといった能力でしょうか。
現場で一緒に仕事をさせていただいて感じたことは、組織内での人脈の広さです。研修があるたびに、以前同じ職場だった同僚や上司、部下の方々が挨拶に来られます。また、他の職場と連携を図る時にも有効に機能しています。
もちろん組織内だけでなく、職務を通じて知り合った外部の方々との交流から、あらたな協業の機会が得られるということもあるようです。
見方を変えると、デメリットと思えることが能力を伸ばすよい機会になっていますね。
ぜひ、皆様も一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか?
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