【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック】
内気営業「中島」のマル秘営業テクニック 【60】
当社でこの春入社した営業配属の新入社員たちは、今みんなせっせと営業電話を架けています。私も電話営業で苦労した経験があるので、がんばってほしいなと思っています。まず、私がどう苦手だったかといいますと・・・
例えば、
・営業訪問のアポイントを取得できない
・資料の送付を、承諾してもらえない
・先方ご担当者の氏名・ご連絡先を教えてもらえない
・弊社がどんな会社で、どんな商品を提供しているのか理解してもらえない
というようなことでした。
毎日毎日、先輩と1日の架電の振り返りを行い、「明日はここを直そう」、「今日はここがうまくいった」と、成果や課題点を明確にしてから、翌日の架電に臨んでいました。
先輩との振り返りを行っているうちに、私の架電がうまくいかない原因が
「何のための架電なのか、目的が不明確なこと」
「相手の反応に合わせ、臨機応変に対応できないこと」
「どんな会社か、どんな商品を提供しているのかの説明を組み立てられてないこと」
であることに気づきました。
そこで、先輩と話していくなかで見つけた具体的なトレーニング方法を、下にお伝えいたします。
その3点を克服するために、私は下記に気をつけて架電するよう心がけました。
1.大事なのは、相手が用件をすぐに把握できること
(長引くほどお互いにとってマイナスとなる)
架電して最初の30秒で、「当社は何の会社なのか」「御社に何のメリットがあるのか」を説明します。ダラダラと長く話したくなってしまうところなので"30秒"にするところがポイントです。
2.3分で済ませるつもりで、簡潔に用件を伝える。
心構えとして、電話だけで取引を受注できることはまずない、と開き直りましょう。電話では、「この顧客は当社の商品を買ってくれそうなのか」「取引のパートナーになりうる顧客なのか」をヒアリングして確かめる程度にします。
詳細の話は訪問時にしよう、と思えばラクになります。
3.目的を絞って、架電数重視で架電する
(アポを取るため?資料を送るため?ニーズのヒアリングのため?)
営業としてはもちろん受注に近い順(訪問アポ>資料送付>ニーズのヒアリング)に攻めます。まず「ぜひご挨拶に伺いたく存じます」と言ってみましょう。ダメなら「せめて資料だけでも送らせて下さい」と頼みます。
4.まさに「旅の恥はかき捨て」。
新規先への架電では失うものは何もないので、堂々と話す!
暗い調子で話されると、その人がどんな人であっても聞き手は快く思わないでしょう。相手の気持ちに立って、「どんな人から電話されると、良い印象を持つか」を考えながら架電しましょう。
何よりも事前準備と実践の積み重ねが重要です。行動→反省→修正のサイクルで、お互いにがんばりましょう!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方