2019年8月19日
パーソルキャリアがまとめた「doda転職求人倍率レポート」によると、7月の転職求人数は前月比1.3%増、前年同月比13.3%増、転職希望者数は前月比4.0%減、前年同月比14.7%増だった。求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新した。
転職求人倍率は前月比0.13ポイント増、前年同月比0.03ポイント減の2.48倍だった。
7月は第2四半期や半期のはじめに当たる企業も多く、新たに募集が始まったポジションもあったため、求人数は前月比1.3%増となり、調査開始以来の最高値を更新した。転職希望者数は6月に増加した反動で減少した。求人数が増加し、転職希望者数は減少したため、求人倍率は上昇した。
業種別にみると、求人数の前月比は8業種(その他を含まない)のうち「サービス」を除く7業種で増加した。特に伸びたのは、「商社・流通」(前月比4.2%増)、「メディカル」(同3.9%増)。
「商社・流通」では電気・機械系の専門商社での採用が活発となっている。営業職だけでなく、技術系や企画系の職種の求人数も増加している。
「メディカル」では、CSO(医薬品販売業務の受託機関)でMRの求人数が増えた。また、福祉・介護関連サービスの需要の高まりを受けて、施設のマネジメント職の求人も増加している。
【業種別 求人数増加率(前月比)】
商社・流通 4.2%増
メディカル 3.9%増
メーカー 2.7%増
IT・通信 2.2%増
金融 1.7%増
小売・外食 1.7%増
メディア 1.1%増
サービス 0.8%減
その他 1.6%増
職種別では、求人数の前月比は11職種のうち「営業系」を除く10職種で増加した。特に伸びたのは、「技術系(建築・土木)」(前月比5.5%増)、「技術系(メディカル)」(同4.8%増)。
「技術系(建築・土木)」では、前月に引き続き施工管理のニーズが高く、設備施工管理の伸びが顕著だった。また、プラント関連の技術者の採用が活発となっている。前年同月比でも38.9%増と11職種で最も高い増加率となった。
「技術系(メディカル)」では、受託機関でCRA(臨床開発モニター)やCRC(治験コーディネーター)、DM(データマネジメント)などの臨床開発職の求人が増加している。
【職種別 求人数増加率(前月比)】
技術系(建築・土木)5.5%増
技術系(メディカル)4.8%増
事務・アシスタント系4.2%増
技術系(IT・通信) 3.8%増
企画・管理系 2.2%増
クリエイティブ系 1.9%増
販売・サービス系 1.3%増
技術系(電気・機械)0.7%増
技術系(化学・食品)0.5%増
専門職 増減なし
営業系 3.6%減
今後の転職市場についてパーソルキャリアでは、「8月以降も転職市場の求人数は、月ごとには増減はありつつも、中長期でみると緩やかに増加が続く見通し」とした。
「既存事業で得た利益を新規事業や注力事業に回し、事業拡大を狙う企業も多く、中途採用で経験のある人を採用し、事業成長を加速させたいと考える企業が増えている」と指摘している。
配信元:日本人材ニュース
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