■お悩み相談
前回、営業先で「結局、何が言いたいか分からない」との指摘を受けてしまったので、反省を活かして話の順序などを事前に考えて商談に臨みました。うまく話すことができたので、満足だったのですが、お客さまからはあまり良い反応を、いただけませんでした。一体どこがまずかったのでしょうか。
(やる気がの空回り気味の営業担当者)
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☆コミュニケーションのコツ
まず、お客さまの話を聞き、信頼していただく。
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【ノウハウ解説】
前回までに、お客さまに対する接客のポイントについて解説してきましたが、今度は逆に、「絶対にしてはいけないことに」を取り上げてみましょう。大きく2つあります。
1.自分ばかり話して、お客さまの話を聞かない
お客さまの話に全く耳を傾けず、「立て板に水」のごとく自分の話をし続けることです。誰しも「人の話を聞く」ことよりも
「人に話をする」ほうが心地よいものです。接客者側が話したがってはいけません。お客さまに「話していただく」という配慮が絶対に不可欠です。
2.お客さまを否定する
自分の話を相手に否定されて、快く思う人はいません。ですから、どんなことがあってもお客さまの発言の否定をしてはいけません。もし、どうしてもお客さまのお話を訂正しなければいけない場合でも「じっくり相手の話を聞き」、信頼いただいたうえで行うようにしましょう。
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次回は、「円滑なコミュニケーション」をお届けします。
どうぞ、お楽しみに。
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