■会話の印象をよくする「クッション言葉」
接客では、お客さまへ最初に声をかけるまでは気を遣っても、一度、話がはじまれば、徐々にリラックスして会話が滑らかになっていくものです。
しかし安心は禁物です。お客さまは、実に敏感に店員の心の動き(心が緩む様子)を読み取っているのです。
接客者が気持ちよく喋っているときに、お客さまが「ずいぶん馴れ馴れしい人だなあ」などと思っていることがよくあるのです。
そうならないために、会話の中ではしっかりとお客さまを気遣わなければなりません。
そのために役に立つのが、前項の「正しい言葉」と「クッション言葉」です。
「クッション言葉」とは、「恐れ入りますが」「申し訳ありませんが」
「もしよろしければ」などの、お客さまへの心遣いを表す表現です。
これらを会話のはしばしに使うだけで、お客さまの印象は
ぐっとよくなります。
難しいものではないので、まずは覚えて、すぐに使ってみましょう。
■すぐに使えるクッション言葉
「少々お待ち下さいませ」
「お待たせいたしました」
「かしこまりました」
「承知致しました」
「おかげさまで」
「恐れ入りますが」
「申し訳ありませんが」
「もしよろしければ」
「お差支えなければ」
「お手数をおかけいたしますが」
「大変勝手を申して恐縮ですが」
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方