■ビジネス文書の構造
お客様に出す文書は様々な形式やルールが決まっていますが、
「型」さえ知っていればそれほど怖いものではありません。
文書は、大きく 1「前文」 2「主文」 3「末文」の3つの部分に分かれています。
1.「前文」は、「頭語」(拝啓など)、「時候のあいさつ」の後に、 「平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」
など感謝の言葉を続け ます。
2.「主文」は、さて、から書き始め、用件の内容を、趣旨が正確に伝わるように 書きます。
開店の「日時」や「場所」などの内容の詳細や複数の用件がある場合は、主文で はなく「記書き」に箇条書きでまとめます。
3.「末分」では、「どうぞご来店ください」など、来店誘導を行います。
そして、「結語」(頭語が「拝啓」なら「敬具」)で、いったん文章をしめ、
更に注意を喚起したいことがあれば「追伸」に書き添えます。
同封の資料がある場合も、しっかり明記します。
■慣用表現はこの3つをおさえる
ビジネス文書における慣用表現は、様々ございます。しかし、世の中にある 全ての慣用表現を覚える必要はありません。
まずは、以下の3つを覚えていれば、困らないと思います。
1.「つきましては」
これは、相手に何かをお願い(要望)する際に使用します。
「つきましては、以下の日時までにご返信頂けますでしょうか」といった 使用方法です。
2.「ご査収のほど、よろしくお願いします」
こちらは、見積書などを送付する際に使用します。「査収」は、確認のうえ 収めるの意味です。
3.「まずは、お礼申し上げます」または「まずは、お礼まで」
文字どおり、感謝の意を表現するための慣用表現です。本来であれば、直接お目にかかってお礼を申し上げなければならないところ、
まずは文書・メールにて失礼いたします。という意味です。
慣用表現は、「決まり文句」のようなものです。自分で使い方や表現を変える ことなく、昔からある言い回しをそのまま使うことが、
ビジネスにおける慣用 表現を使いこなすコツです。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方