【やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α】
やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α 【場面12】
ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客様:常に相手をたてて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか確認してみてください。自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
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レベル1
(1)呼ばれたらハイ!と言ってすぐ行く
(2)ビジネスシーン特有の表現を覚える
(3)柔らかい語調で話し、丁寧語を使う
(4)上司を呼ぶ際の呼称は会社のルールを確認
(5)「かしこまりました」「おそれいります」を駆使する
■ビジネスシーン特有の表現
「お世話になっております」~面識がなくても、最初の挨拶に使います。
「(今後とも)よろしくお願いいたします」~別れ際のあいさつとして使います。
「申し訳ございません/ありません」「深く反省しております。」
「私の不注意でございます。」~自分の不手際や、相手に不快な思いをさせてしまったときに使います。
「恐れ入ります」「恐縮です」~相手に配慮してもらったときなどに使います。
■丁寧語・・・「~です」「~ます」「~でございます」が基本。動作や名詞の前に「お」や「ご」をつけて使う。
相手の身体(状態)~お耳、お口(ご健康、ご病気)
相手の所有物~お召し物、お子様、お車(×:動物、植物、カタカナ語など)
相手の動作~御出席、お出かけ
こちらの動作~「お届けいたします」「お電話いたします」
やわらかな表現~お礼、お辞儀
レベル2
(1)いつも笑顔で話しているかをビデオで確認する
敬語にもいろいろありますが、新人はまず、ビジネスシーン特有の表現、丁寧語を覚えます。元気のよい返事と落ち着いた柔らかい語調さえ守っていれば、合格です。また、社内の人、特に上司の呼称には会社独自のルールがあることも多いので、職場の先輩に入社直後から確認すべきです。
また、「かしこまりました」「おそれいります」は、日常生活では使用しない言葉ですが、ビジネスの場でさりげなく使用できると、新人ではない上級者と思ってもらえます。
もう一歩レベルアップしたい方は、自分の話している姿を一度ビデオに撮り、人に好かれるような言葉と笑顔で話しているか客観的に見直し、できるまで100回は口に出して練習すべきです。
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