【やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α】
やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α 【場面13】
ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客様:常に相手をたてて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか確認してみてください。自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
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レベル1
(1)仲の良いお客様でも尊敬語を必ず使う(友達言葉は厳禁)
(2)社内でも役職が上の方にはお客様と同じ言葉遣いをする
【代表的な尊敬語】
「いる」→→→「いらっしゃいます」
使用例)「お客さまがいらっしゃいます。」
「する」→→→「なさいます、~されます」
使用例)「キャンセルなさる場合はご連絡ください。」
「行く」→→→「いらっしゃいます、おいでになります」
使用例)「お客様がおいでになります。」
「来る」→→→「いらっしゃいます、お見えになります、お越しになります」
使用例)「遠いところをようこそいらっしゃいました。」
「言う」→→→「おっしゃいます」
使用例)「部長は外出されるとおっしゃっていました。」
「見る」→→→「ご覧になります」
使用例)「資料はご覧になりましたか?」
「与える」→→「くださいます」
使用例)「田中さんが下さったお手紙を読んでいます。」
「考える」→→「お考えになります」
使用例)「故障とお考えになる前にご確認ください。」
「確認する」→「ご確認なさいます、ご確認になります、ご確認くださいます」
使用例)「十分にご確認くださいますようお願い致します。」
レベル2
(1)常にお客様を中心として話ができるようになる
(2)自分に対し厳しい注文をいただいたときは「勉強になります」と答える
(3)自社説明の際は「おかげさまで」を最初につけて話す
お客様への言葉遣いでもっとも重要なことは、「お客様は友達ではない」ことをわきまえて話すことです。お客様と仲良くなるのは大いにけっこうですが、態度や言葉遣いまで崩してはいけません。ちなみに、社内の方に対しても、自分より役職が3つ以上、上の方であれば、お客様と同じ言葉遣いでかまいません。
また、自社のことを説明する場合は、「おかげさまで」とお客様を引き合いに出す、間違いを指摘された場合は「勉強になりました」と答えるなど、あくまでお客様視点の言い回しをします。お客様とは「お話をする」のではなく、「お話を聴かせていただく」ものだと心得るべきです。常にお客様を中心においた言い回しができれば立派です。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方