【やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α】
やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α 【場面18】
ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客様:常に相手をたてて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか確認してみてください。自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
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レベル1
(1)小さなことでもほめる
(2)良いと思ったらすぐに伝える
(3)そう思った理由も必ず伝える
レベル2
(1)1つのポイントにつき3回は言葉を変えてほめる
(2)1オクターブ高い声を意識して伝える
(3)時間をおいてもう一度ほめる
(4)自分や周りには真似できないと思ったポイントを伝える
□ほめることの基本
・部下のほめるべき点を具体的にほめる~何に対してほめてくれているのかが明確にわからないと、ほめられる側も不可解な気持ちになってしまいます。
・部下がよい行動をした時にタイムリーにほめる~ほめられることをした時にほめてもらうことが、最もフィードバック効果が高いと考えられます。
□アドバイス
目標や期待水準を指示の段階で明確にしておくことが、ほめやすい状況を作ります。完結した業務を任されることの少ない若い部下に対しては、仕事の結果だけで評価するのではなく、その行動(プロセス)に対してほめてあげること が大切です。
例えば、悪い結果に終わったこと(部下にとって報告したくないこと)でもし っかり報告してくる部下には、"報告した"という行動・事実を評価してほめ ましょう。
職場のメンバーも認めていることであれば、ミーティング等、他のメンバーの いるところでもほめるとさらに効果がアップするでしょう。
たとえ上司・先輩であっても、良いと思ったらどんな小さなことでもそのときすぐに賞賛すべきです。また、ただほめ言葉だけ乱発しても「適当なことを言っている」と思われるので、そう思った理由も付け加えて伝えます。
また、ほめることに慣れてきたら、ほめ言葉のボキャブラリーを増やし、1つ のポイントにつき3回は言葉を変えてほめるようにします。また、高等テクニ ックとしては、感動が伝わりやすいよう、1オクターブ高い声を意識しておおげさと思われるくらいに伝えます。
さらに、一度ほめた後しばらくしてもう一度ほめたり、「周りには真似できな い点」を伝えると、深く感銘を受けたということが伝わりやすくなります。
「きみは営業に向いてない」
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