約3割の保護者は子供が全国転勤のある会社に就職するのは「反対」

2023年2月27日

  • 約3割の保護者は子供が全国転勤のある会社に就職するのは「反対」

    マイナビ(東京・千代田、土屋芳明社長)の実施した「2022年度 就職活動に対する保護者の意識調査」によると、子供が全国転勤のある会社に就職するとしたら「反対する」と回答した割合は29.6%に上った。

    子供が全国転勤のある会社に就職するとしたら「反対する」の割合は、息子を持つ保護者では22.6%、娘を持つ保護者では36.6%だった。

    【子供が全国転勤のある会社に就職を希望した場合、賛成するか反対するか】
    賛成        15.1%
    どちらともいえない 55.3%
    反対        29.6%

    【息子を持つ保護者】
    賛成        18.0%
    どちらともいえない 59.4%
    反対        22.6%

    【娘を持つ保護者】
    賛成        12.2%
    どちらともいえない 51.2%
    反対        36.6%

    就職活動で話題になる言葉を提示し、知っているものを選んでもらったところ、最多の「知っているものはない」を除くと、「お祈り」、「終活」のほか、入社後の配属先が自身の希望通りになるかを不安視する学生の心情を表す「勤務地ガチャ・配属ガチャ」が上位になった。

    【就職活動で話題になる言葉について知っているもの トップ5】
    1位 お祈り  20.1%
    2位 終活   18.0%
    3位 勤務地ガチャ・配属ガチャ 17.9%
    4位 ガクチカ 17.8%
    5位 オワハラ 12.0%

    子供の就職活動や日頃のコミュニケーションにおいて「Z世代らしさ」を感じることがあったかを自由回答で聞いたところ、「キャリアセンターともSNSでやりとりして、無駄なく就職活動していた」や「情報収集がインスタやTikTokであること」のように、スマートフォンやSNSを駆使して情報収集している様子が挙げられた。

    また就職については「出世ややりがいを1番には考えず、休みがある程度保証される職場を選んだこと」や「長時間労働や休日出勤は古くてダサいと断言している」のように、ワークライフバランス重視の特徴がうかがえるコメントもあった。

    調査は、1月18日~19日、「大学4年/大学院2年以上で今年就職活動を終えた、もしくは現在活動中」の子供を持つ保護者を対象に実施し、1000人の有効回答を得た。

    配信元:日本人材ニュース

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