逆質問は絶好のチャンス!転職の面接で焦らないためにできること
2020.03.12
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「何か質問はありますか?」転職活動中に、面接の終盤で必ずと言って良いほど行われる面接官からの「逆質問」。いざとなると、とっさに言葉が出てこない可能性もあるかもしれません。そうならないように、逆質問の例と、転職活動でなぜ逆質問が効果的なのかをご紹介します。
中途採用者にとって、「逆質問」はなぜ効果的なのか
新卒の就職活動とは違い、企業が中途採用者へ期待することは「即戦力」です。
即戦力となるかどうかは、社会人経験があるからこそ身についたコミュニケーション能力や専門知識、仕事への向上心などによって判断されます。
逆質問は、それらをアピールする良い機会です。転職活動では、受け身だけではない積極的な姿勢を見せることで、面接官に好印象を残すことにつながります。
では、具体的な逆質問の例と、なぜその質問が人事に好印象を残すことができるのかについて見ていきましょう。
1.意欲を伝える質問
「もし採用していただいた場合、入社までにさらに勉強しておくことがあれば教えていただけますか?」
入社までに準備すべきことを聞くことは、働きたい意欲をアピールすることにつながります。
ただし、採用される前から先走ったことを聞いてしまうのは悪い印象を残すことにもなりかねないので、「もし採用していただいたら」という前置きの言葉を忘れないようにしましょう。
前のめりのアピールだけではない謙虚さも示すことができます。
2.尊敬の気持ちが見える質問
「中途採用で御社に入社した方は、どのようなタイプの方が活躍されていますか?」
「すでに活躍中の人がどんな人なのかを知り、その人のようになりたい!」という気持ちが伝われば、それが尊敬の念ともとらえられ、好印象につながります。
また、活躍している人がどんなタイプかを知ることで、あなた自身の入社後の具体的なイメージを膨らませることもできます。
3.話を真剣に聞いていることをアピールできる質問
「先ほどお話に出てきた○○の件について、詳しく教えていただけますでしょうか」
逆質問を事前に準備しておくことは大事ですが、面接中の話題に触れる質問をすることで、その場で面接官の話をしっかり聞いていることを印象付けることができます。
ただし、一度説明されたことと同じことを聞き返さないよう注意が必要です。あくまで、面接中の話題を展開するような質問の仕方を心がけましょう。
4.お互いの相性が見える質問
「○○様(面接官の名前)にとって、この仕事の最大の魅力をお聞かせ願えますか?」
面接は、自分自身を面接官にアピールするのと同時に、自分と転職先の相性の良し悪しを計る場でもあります。
この質問に対する面接官の回答について、失礼のない程度に一つか二つさらに聞き返すことができれば、緊張感のある面接の場でも、和やかな雰囲気につなげることができるかもしれません。
「逆質問」で、相手への好意を示す
興味のない相手に質問が思い浮かばないのと同じで、関心のない転職先へは質問したいことが考えつかないものです。
今回は逆質問の例をいくつか挙げましたが、一番重要なことは、相手(転職先)に興味を持つということです。そうすることで、事前の下調べや面接中に、「さらに知りたい」と思えるポイントが出てくることでしょう。
中途採用者の強みは、何よりも「社会人経験がある」という点です。知識やスキルを持っていることはもちろん、業務上での人間関係の難しさを知っているということは、協調性を重視する職場で即戦力として働くために大事な要素となります。
逆質問はただ前向きな意欲をアピールするだけではなく、社会人生活で培ったコミュニケーション能力を発揮できるチャンスです。
逆質問の機会を上手に活かせるよう、自信を持って面接に向かってくださいね。
配信元:日本人材ニュース