就職活動の最大の関門である「面接」にどのように対応するか。
かつては就職活動をしていたインソースの社員から集めたノウハウを公開いたします!
今回は「面接対策・面接本番」についてお送りします。
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どんなに事前準備をしていても、面接当日には予期せぬ事態が起こるものです。
予想もしなかった質問をされたり、果てには「今ここで面接官全員を大笑いさせて」など一瞬何を求められているのか分からないような要求をされることもあります。
こんな時、あなたならどうしますか?
問い返してみますか?それとも平然と切り返しますか?困惑した表情を浮かべて、空気を読もうとしますか?
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会社によってカラーは異なるので、これが正解、というものは、実をいうとありません。
しかし、お勧めする方法はあります。私がお勧めするのは、その場で面接官に質問をすることです。
少しでも疑問に思ったのなら、その場で面接官に確かめてみることが一番でしょう。面接は一問一答のテストではないので、即答しなかっただけで、不合格にはなりません。
それよりも、訊かれていることとは見当違い答えを言ったり、曖昧な受け答えをする方が、コミュニケーション能力を疑われ、マイナスになります。
ただ、質問の仕方にもポイントはあります。今回はその質問の仕方について、お話したいと思います。
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その質問も、バックリと「何ですか?」「どういう意味ですか?」と返す(※1)のではなく、「それは○○○ということですか?」と、自分なりの解釈を伝え、相手に確認する方法(※2)を取ります。
社会に出ると、学生時代までよりも、判断を求められる機会がぐっと増えます。わからないことでも、全てを人に委ねるようなことは、あまりありません。
そのような社会では、不明点があったとしても、最低限の自分の解釈が必要とされます。そして面接は、一番最初に現れる社会への入り口です。
ですから、学校で先生に質問するように、ただ「わからないから教えてほしい」と訴えるよりは、「○○○ということですよね?」と、自分の頭で解釈し、判断した何らかの答えをみせた方がよいでしょう。
自分の頭で考えて、積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢は、面接官にも伝わります。
また、慎重に的を得た質問をすれば、そういった点も評価されます。
疑問をぶつけるのではなく、「確認する」という質問の仕方が、面接では有効でしょう。
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◇参考◇
(※2)のように、イエスかノー、もしくは選択で答えられる質問は「クローズド質問」といいます。答えを限定しますが、質問の意図が明確なので、相手に答えやすさを感じさせます。
(※1)ような、いかような答えもできる質問は、「オープン質問」といい、相手の回答が限定されないのが利点ですが、裏返せば、質問者の意図が読み取りにくく、答えにくい質問になる恐れがあります。
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