2022年10月14日
日本企業の海外事業関連求人数は、対前年四半期比106%、対前四半期比99%だったことが、世界11カ国で人材紹介事業を展開するジェイ エイ シー リクルートメント(田崎ひろみ会長兼社長)が発表した「2022年第2四半期のアジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向」で明らかとなった。
2022年6月の有効求人倍率は1.23倍と、前四半期から更に改善している。JAC Recruitmentに寄せられた日系企業の海外事業関連の求人数も、年度末の駆け込み需要で増えた1~3月の水準を維持している。
特に、海外赴任を前提とする求人は前年同時期の約1.5倍に増加した。主にコロナ禍で先送りされていた、現任者の交替要員を社外に求めるもので、海外のマネジメント要員に乏しい中小企業で募集が活発に行われている。
【ジェイ エイ シー リクルートメント アジア各社の求人数増減】
●日本(日本企業の海外事業関連求人)
対前年四半期比 106%
対前四半期比 99%
●マレーシア
対前年四半期比 109%
対前四半期比 105%
●シンガポール
対前年四半期比 147%
対前四半期比 96%
●タイ
対前年四半期比 103%
対前四半期比 80%
●インドネシア
対前年四半期比 125%
対前四半期比 101%
●ベトナム
対前年四半期比 127%
対前四半期比 111%
●中国
対前年四半期比 78%
対前四半期比 64%
●香港
対前年四半期比 122%
対前四半期比 135%
●韓国
対前年四半期比 89%
対前四半期比 96%
●インド
対前年四半期比 208%
対前四半期比 121%
企業の属性別では「製造業」、「大手」で求人が多く、「CASE(次世代自動車)」や「グリーン(脱炭素)」といった成長分野への投資に伴う募集が引き続き伸びているほか、産業機械や電子部品などの業界で募集意欲が旺盛。
一方、中国のロックダウンや半導体不足によって減産を余儀なくされている自動車業界では、完成車メーカーや大手ティア1(一次請け)級の企業では引き続き求人意欲が旺盛だが、中堅中小部品メーカー(ティア2、3企業)ではコスト高や先行きの不透明感から募集意欲が減退している。
各種先端分野では、海外企業との連携を伴う業務も多く、研究や技術など職務の専門性に加え、外国語力を必要とすることから各社は採用に苦戦している。また脱炭素対応で先行する欧州市場に対し、自社の技術を積極的に売り込む営業系の求人が目立つ。
非製造業の求人も増加しており、小売りやコンテンツビジネスを行う企業で、海外向けの Web マーケティングや実店舗のマネジメントを行なう人材を求める動きが再開している。
4~6月の新規求職者(海外事業経験を有する登録者)数は、前期比100%と横ばい。前年同期比では 94%とやや減少したものの、近年の四半期別実績のなかでは比較的高めを維持している。
配信元:日本人材ニュース
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