【お悩み】
最終面接ではあまり変わったことは訊かれません。いつもそれまでの面接と同じようなことを聞かれ、普通に答えるのですが、内定が出ません。一体何が問題なのでしょうか?
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【回答】
最終面接には、それまでの選考段階でかなりしぼりをかけてきた学生が呼ばれています。そんな粒ぞろいの学生の中から誰に内定を出すかを考えるとき、企業は主に以下のような点を重視して選考を行います。
1.将来的に活躍できる人材か否か
2.志望度は本当に高いのか(内定を出したらちゃんと入社してくれるのか)
3.基本的なマナーがなっているかどうか
以下、順番に理由を見ていきたいと思います。
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「1.将来的に活躍できる人材か否か」
人事担当者にインタビューを行ったところ、やはり内定の出やすいタイプというのは存在するようです。
(1)役員の若い頃/もしくは社内のエースに似ている
(2)成長する人材である
このようなタイプは社風に合う、活躍が期待できる、といった観点から、内定の獲得率が高いようです。
(1)に関しては、事前にOB・OGに訊くなどして、社内のエースのタイプを確認・分析することが有効です。
また、企業のホームページに載っている企業理念などは、まさに企業の求める人材像を(抽象的にですが)描いたものです。
これらの研究を行うことで、自分を「求められるイメージ」に近づけていくことは可能です。
(2)「成長する人材」であることのアピールは、最終面接にいたるまでの選考でも大切なことで、皆さんも自己PRなどに織り込んできたことかと思います。
最終面接で有効なのは、これまでの面接と同じことを聞かれたときにこそ一段成長した答えを用意して、成長を説得力をもってアピールすることです。特に就職活動を通じて得たことなどを織り込めれば、数回の面接の間に成長したことが説得力をもって主張できるはずです。
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※次回は
2.志望度は本当に高いのか(内定を出したらちゃんと入社してくれるのか)
3.基本的なマナーがなっているかどうか
についてお送りいたします。
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