「就職」という仕事
「就職」という仕事―
採用・教育の仕事をしていてつくづく思うことは、「就職」するという事は多くの人にとって「仕事」と同じだなと思います。
そのプロセスを見ていると、仕事の出来る人の成功パターンは就職での成功パターンと似ています。
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面接官の基礎知識
面接官は入社以来ずっと面接ばかりやってきた訳ではありません。
基本的には、営業や企画などの「仕事の現場」を経て、面接をやっているのです。
ですから、彼らの思考を知っておくことは重要です。
「仕事の現場」
今、企業は厳しい経営環境にあります。
仕事の現場では、日々以下の動きが繰り返されています。
1.制約された条件の中で(人材、資金、商品、知名度)
2.同業他社と競争しながら
3.自社の利点(長所)を強調し(プレゼンテーションし)
4.自社へ利益をもたらす(売上を計上する)
この困難な仕事を日々行っています。
端的に言って、みなさん以上に苦しいのが現実です。
「圧迫面接」も会社に入ってから起こるたくさんの困難なことに直面したとき、その人材はいかなる論理で、行動で、対応するかということが知りたいがためです。
「面接の現場」
面接の現場でも同じような戦いが繰り広げられています。
1.「窮屈」であり「困難」な状態で(着慣れないリクルートスーツを着て、行ったこともない場所を探してたどり着き)
2.多数の応募者の中にいて
3.自分のセールスポイント(長所)をアピールして
4.内定を取る
という流れは、「仕事の現場」と同じです。
皆さんの基礎力、創意工夫を面接官は入社後の仕事ぶりに重ねあわせて見ています。「内定を取る」という仕事を通して。
◇次回は人事担当者が語る「行きたい会社の選び方」「欲しい人材」です。