【就職活動なかなか聞けないQ&A】
就職活動なかなか聞けないQ&A 【その4】
■採用担当者の目を引くエントリーシート(以下ES)の書き方は?
重要なのは結論が分かりやすいことです。
志望度も強みも、まずはじめに結論を置き、次にその根拠を3つ示す、という型を守るようにしましょう。1個のエピソードを長く書いても、はじめの結論の納得度が高まることはありません。むしろ、結論を支える根拠が複数端的に並んでいると説得力が増します。
よく市販のESの書き方を示す本は具体的に書くことを薦めていますが、具体性より結論の説得力を高める根拠を端的に書くほうが効果的です。逆に、800~1000字の長文のESの場合は、その1つ1つの根拠の文字数を増やします。
800字のESを例とした場合、全体の構成として、結論及び要約と3つの根拠を1つ1つ具体的に200字ずつ書くと800文字になります。読み手の立場に立ち、自分が伝えたいことは何か、そしてその根拠は何かが伝わるように、意識します。その上で、根拠の枝葉となる具体的なエピソードを加えて文章を構成していきましょう。
時折、アピールしたい箇所やキーワードを太いペンで強調して書く学生がいますが、これには良し悪しがあります。年配の採用担当者の場合、正式な書面での文字の装飾はビジネス感覚ではありえないと思う傾向があるからです。履歴書やESは面接時必ず上席の人も見ます。若い会社や明るい社風の会社、自由活発な会社なら問題ないですが、普通の会社ではあまり好ましく思われません。装飾でアピールしなくても構成がきちんとしていれば伝えたいことは伝わります。
また、綺麗な字で書いてあることは非常に重要です。ぱっと見が汚いと、採用担当者はあまり読みたくないという気持ちで読むことになりネガティヴな認知がされてしまうのです。字の上手い下手ではなく、丁寧に書いてあることが重要です。
なお、写真の場合、暗い顔・化粧がイマイチなものは悪影響です。担当者は写真のイメージを持って面接に望むため、第一印象は写真から始まっています。良い第一印象を作るために、明るくさわやかな印象の写真が重要なのです。しかし、女性に多い斜め45度からの加工の入った写真は年配の採用担当者には悪印象を与える可能性があるので注意が必要です。あくまで「明るくさわやかに」が好ましいでしょう。髪の毛は、顔にかからずおでこが出ていれば、無理に1つに結ぶ必要はないでしょう。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方