2020年8月05日
日本のIT分野の卒業者数は世界で9位、科学・数学・統計学などSTEM関連分野の卒業者数は世界で13位となっていることが、人材サービス事業を手掛けるヒューマンリソシア(東京・新宿、御旅屋貢代表取締役)が実施した「世界の大学等におけるIT教育について独自調査」で明らかとなった。
情報通信技術関連を専攻したIT分野の卒業者数を調査したところ、データが確認できた74の国・地域での合計は、年間約151.2万人となった。これは、約2137万人である世界のIT技術者の約7%となる。地域別にみると、アジア・オセアニア地域が93.5万人を輩出しており、世界の6割を占める。
国別でみると、1位はインド(55.0万人)、2位が米国(14.8万人)、3位がロシア(9.3万人)となった。
日本は、3.4万人で9位に入った。
【情報通信分野の卒業者数 国別トップ10】
1位 インド 55.0万人
2位 米国 14.8万人
3位 ロシア 9.3万人
4位 イラン 7.8万人
5位 フィリピン 7.7万人
6位 ミャンマー 4.6万人
7位 ブラジル 4.0万人
8位 インドネシア 3.9万人
9位 日本 3.4万人
10位 マレーシア 3.0万人
IT分野の卒業者数について、時系列でデータが取得できた直近年と比較した増加率は、アルメニアが183.3%増で1位、次いで2位はハンガリーで81.7%増、3位はスロベニアで66.3%の増加となった。
IT人材不足が叫ばれている日本は1.4%減と、卒業者数が減少している。
また、AI(人工知能)やビッグデータ解析などこれからの科学技術の発展に重要となるSTEM関連分野の科学・数学・統計学などを専攻した卒業者数が、74の国・地域合計で、年間約237.8万人となった。地域別では、アジア・オセアニア地域が146.7万人を輩出しており、情報通信技術分野と同様、世界の6割を占めた。
国別に見ると、1位はインドで、113.7 万人となった。次いで、2位が米国で28.1万人、3位がイギリスで10.2万人と続いた。
日本は、3.0万人で13位となった。その他のアジアの国では、ミャンマー、バングラデシュがトップ10位に入り、韓国は日本より上位の11位(3.5万人)だった。
【科学・数学・統計学分野の卒業者数 国別トップ10】
1位 インド 113.7万人
2位 米国 28.1万人
3位 イギリス 10.2万人
4位 ミャンマー 8.2万人
5位 フランス 5.9万人
6位 ドイツ 5.3万人
7位 ロシア 4.9万人
8位 イラン 4.3万人
9位 バングラデシュ 4.1万人
13位 日本 3.0万人
STEM関連分野の卒業者について、時系列でデータが取得できた直近年と比較した増加率をみると、最も増えていたのはデンマークで、44.7%増となった。続いて2位は、アフリカのガーナで42.6%増、3位はコスタリカで32.4%増だった。
日本は1.1%減と、IT分野の卒業者同様、減少していた。
配信元:日本人材ニュース
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