■「会社説明会」とは?
そもそも「会社説明会」とは?から考えましょう。その企業について知る機会であるのはもちろんですが、どの程度、知ることができるかはさまざまです。
スピーカー、あるいはプレゼンテータ一人に対して何人の就活学生が居るのかを考えてみると、この密度から、具体的に得られる情報量がわかります。
・実際にどんな業務や部署があるのか、詳しく知りたい
・単に雰囲気を知りたい
・社員の人と話がしたい
・将来、どんな事業展開を考えているのか知りたい
・同じ志望者(競争相手)がどんな雰囲気なのか知りたい
・昇格・昇給/異動・転勤について知りたい
・端的に言って質実剛健か、自由闊達か、雰囲気が知りたい
など、確認をすべきポイントを一つにしぼらず、たくさん挙げて準備しましょう。
100名単位で参加者が居れば、人気企業だという証になりますが、競争相手も多く、自分が意図した深さの情報開示はないかもしれません。だからといって、100~200人くらい集まる「会社説明会」が情報源として不適切だということではありません。それはその説明会の目的によるからです。
■「一つでも多くの」発見のために
多数の会社説明会に参加すれば、企業ごとの違いを感じるでしょう。比較を通じて“特定の企業の雰囲気を知る”、ことができるのです。また、本命企業の説明会の前に、“「会社説明会」に慣れる”目的で参加する人もいます。(もちろん、それを態度や言葉に表してはいけません。)OB・OGがいない、もしくは少ない企業を志望する場合は、会社説明会に行って、現職の方との知己を得てもよいのです。
会社説明会に行かない(行動しない)よりは、行くだけでも「何か」はわかります。しかし漠然と「何かわかるだろう」と思って受身の姿勢で参加するよりも、「**について知りたいな」と問題意識を持って参加するほうが、発見できることが多いはずです。
たとえ今すぐ、自分の就職活動にとって役に立つものでなくても、就職した後、仕事を始めてから場合によっては取引先の情報として役に立つことがあります。
「何も目新しいことがなかった・・・」と説明会会場を後にするよりも、たとえ自分の意図していたことではなくても「発見があった」と自分の血肉でできるものを得て、次に進みましょう。
皆さんの行きたい企業が求めているのはそういう人材であることは間違いありません。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方