2018年5月30日
今春卒業した大学生の就職率が過去最高となったことが、厚生労働省と文部科学省の就職内定状況等の共同調査で分かった。
両省の発表によると、4月1日現在の大学生の就職率は98.0%で前年同期を0.4ポイント上回った。4月1日現在の就職率としては7年連続の上昇で調査を開始した1997年以降で過去最高となった。
リーマン・ショック後の雇用環境の悪化で就職率が最も落ち込んだのは、2011年3月卒の91.0%。以降、年々上昇し、2017年はリーマン・ショック前で最も高かった2008年3月卒の96.9%を超え、97.6%となった。今年は、さらに上昇して98.0%を記録している。
大学生の男女別に就職率を見ると、男子は97.5%で前年同期比0.6ポイント増、女子は98.6%で同0.2ポイント増。文理別では、文系は98.2%で同0.9ポイント増、理系は97.2%で同1.5ポイント減となった。
大学の地域別では、北海道・東北97.0%(前年同期比0.5ポイント増)、関東98.5%(同0.3ポイント減)、中部99.5%(同2.1ポイント増)、近畿97.4%(同0.3ポイント増)、中国・四国が97.4%(同1.9ポイント増)、九州97.5%(0.1ポイント減)だった。
配信元:日本人材ニュース
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