秋のビジネスカジュアルってどんな服?
2020.08.14
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ビジネスカジュアル・オフィスカジュアルなんて言葉をよく聞きます。ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルもほぼ同じです。そこで、今回はビジネスカジュアルを中心にビジネスカジュアル・オフィスカジュアルについて具体的にご紹介しましょう。
ビジネスカジュアル・オフィスカジュアルの違いは?
最近、「ビジネスカジュアル」「オフィスカジュアル」という言葉をよく耳にしますが、この違いに困惑したことがありませんか?
カジュアルという言葉が付く以上、ばっちりスーツでなく、ノーネクタイでも良さそうな気がしますよね。
一般的に
ビジネスカジュアル:社会人としてふさわしいカジュアルな格好
オフィスカジュアル:オフィス内で許される程度のカジュアルな格好
という感じです。
つまり、ビジネスカジュアルは、他社の人も認めてくれる社会人カジュアル。オフィスカジュアルは、会社が認めるカジュアルといった感じです。
ある意味注意が必要なのは、オフィスカジュアルの方かもしれません。
男性の場合は、Gパンはダメ、とか、襟付シャツでないとダメとかけっこう具体的にわかりやすいでしょう。
しかし、女性の場合は服装のデザインも男性に比べて圧倒的にパターンが多いので、会社によって様々であるのが実情です。
肌の露出の多いノースリーブやスリットの入ったスカートがNGという会社もあります。
また、メンズのオフィスカジュアルは、ジャケットでなく、シャツの上にカーディガンやニットのセーターだけでもOKなんて企業も多いでしょう。
袖の大きさ、カーディガンの丈、模様、お洒落なものはたくさんですから、企業によって、どこまで許されるのかが会社によって異なることもあります。
社則に違反というわけではありませんが、仕事に邪魔になるようなデザインや、可愛すぎるデザインで、男性の上司からひんしゅくを買うといった感じです。
筆者が知る限りですが、あるIT企業では、会社内だけのときは、カラージーンズやダメージジーンズ、Tシャツや七分丈ズボンでもOKという、いわゆるプライベートカジュアルさながらの自由な会社もあるのです。
ただし他社との商談や会議があるときは、いつでも対応できるように、上に羽織るジャケットや履き替えるパンツの持参義務があるそうです。
だから、会社で何処まで許されるのか、「会社の一般常識」として細かいことは先輩にご指導を請うのが一番です。
そこで、今回はビジネスカジュアルに絞って具体的に紹介しましょう。
ビジネスカジュアルの基本
【メンズ版】
ビジネスカジュアルといえば、一般的に襟付シャツにジャケットにパンツといった組み合わせです。
襟付のシャツがOKといってもポロシャツは一般的にNGの場合が多いでしょう。
パンツはチノパンもビジネスカジュアルとして使用可能です。
パンツとジャケットの色が違うだけで、随分カジュアル度は大きくなります。
同じ色、または同系色にするだけでカジュアル度が低くなるものです。
襟付シャツも柄が入るとカジュアル度大きく、無地でワイシャツに似た形のシャツほどカジュアル度は低くなります。
要するにノーネクタイのスーツの型の雰囲気から遠くなるほどカジュアル度は大きくなるということを覚えておきましょう。
【レディース版】
女性の場合は少し幅が広がります。スーツでもインナーのブラウスは色々です。
リクルートスーツは襟付と決まっていますが、女性のビジネススーツには、丸首のブラウスも含まれます。
考え方は、男性と同じスーツと似たようなカジュアルですから、ジャケットがカーディガンになったり、ニットになったりすることが多いでしょう。
無地ブラウス(地味な柄OK)に膝の隠れるタイトスカートで、一般的に肌の露出が比較的少ないのが基本です。
女性の場合は、ブラウスであれば丸首でもOKです。
袖や背中がシースルーだったり、スカートに大きなスリットがあったり、レース使いが目立つようなものは避けた方が良いでしょう。
カーディガンでも、ルーズな形で、袖が大きすぎたり丈が長すぎたりするのは、一概には言えませんがお薦めでないケースの方が多いでしょう。
基本的に事務作業に支障を来すデザインや「○○過ぎる」デザインは、いくらお洒落でもNGだと思った方が無難でしょう。
ビジネスカジュアルに使える服装|メンズ
男性のビジネスカジュアルの基本としてはジャケットと襟付シャツ、スラックスが挙げられます。
ジャケットもあまり派手な色を使わずに、黒や紺、茶系の無難な色がお薦めです。
パンツはジャケットに合わせて色と材質を選択しましょう。
シャツはワイシャツの形に似た襟付のシャツがお薦めです。
ビジネスカジュアルに使える服|レディース
女性のビジネスカジュアルは職場によって異なり一概に述べるのは難しいですので、NGポイントだけは押さえておきましょう。
女性のビジネスカジュアルでNGなのは、カジュアルすぎ、派手すぎ、露出多すぎ、清潔感がないといったところになります。
ボトムはパンツじゃなくてスカートでも良いのですが、丈が短すぎるものは避けましょう。一般的に膝が見えるか見えないかくらいがお薦めです。
男性にも女性にもいえることですが、いくらカジュアルでも良いと言われてもビジネスシーンということを忘れないようにしましょう。
秋に合うビジネスカジュアル|メンズ
最近すっかり夜が肌寒くなってきました。
半袖から長袖へ衣替えの季節になりましたね。そんな秋に合うビジネスカジュアルとはどのようなものでしょうか。
肌寒くなってきたといっても冬ほど寒くないので、薄手の長袖がお薦めです。
今の季節は薄手のジャケットもお薦めですが、ニットのカーディガンを組み合わせるというのもお薦めです。
大きな柄がついたものよりも、小さな柄や胸元にブランドマークといった方がビジネスに最適でしょう。
ニットのカーディガンの上にジャケットではなく、薄手のトレンチコートというのもお薦めです。
オフィス内で事務仕事をするとき、ジャケットを脱ぐ人が多いでしょう。
だから、オフィスに1日いる日は、外では薄手のトレンチコートを着て、建物の中ではトレンチコートを脱いで、カーディガンを見せるといった感じもお薦めでしょう。
ジャケットを着たいという人には中にベストを着るというのもあります。
コートを着ないで、シャツの上にベストを着てその上にジャケットというのも、スーツの3点セットのような感じでお薦めです。
秋のビジネスカジュアル|レディース
女性の場合は、今の季節はおお洒落なブラウスに秋コートにタイトスカートやパンツがお薦めです。
ブラウスは襟がなくてもOKです。
無地がお薦めですが、些細な遊び心で、ボタンが工夫されていたり、袖や胸元に目立たないデザインが施されていたり、控えめなお洒落で自分が気に入ったブラウスを選びましょう。
また、七部袖だったり、袖を敢えて折っていたり着方に一工夫加えるのもよいでしょう。
秋から冬に向けては、薄手のニットでインナーとカーディガンをお揃いにするのもお薦めです。 襟元や裾に控えめなビーズやパールが付いたデザインのものも可愛いですね。
また、ベストを着たようなオフィスカジュアル向けのフェイクシャツもありますよ。
まとめ
ビジネスカジュアルは決まった形式がありません。
ビジネスシーンにおいてビジネスカジュアルは、「ビジネスにふさわしいカジュアル」というあなたの常識や品格も問われます。
また、フォーマルでない分、遊び心も表現できるので、細かい部分であなたの性格やセンスも問われます。
基本的にわからない場合は、先輩にアドバイスを頂くのが無難ですが、できれば背格好や好みが合いそうな先輩に教えを請いましょう。
どんな素敵な服も、自分に似合うものでないと格好良いものではありません。
だから、先輩のコーディネートはあくまで参考として、自分らしさや好みを出していきましょう。
ファッション雑誌を参考にするのもお薦めです。
例えば、雑誌に掲載された気に入ったファッションのお店に行って、まずは希望の服を言う前に、店員さんに自分に似合いそうなものを選んでもらいましょう。
希望の服を先に言ってしまうと、店員さんは意見を言えなくなってしまいます。
あなた似合うかどうかよりも、お客様に失礼にならないようにと、あなたの希望に添うようなコーディをお薦めしてしまうことが多いからです。
「お客様にはあまりお似合いでないので、こっちの方がお薦めですよ」なんて親切に教えてくれる店員さんはいないと思っておきましょう。
ですから、服選びが苦手な人は、初めからネット通販で買うより、最初はショップに出向いて店員さんに聞きながら買うのがお薦めです。
そうしている内に、自分に似合う洋服の色やデザインのパターンをなんとなく学習していけるものです。
また、初めは先輩の意見を参考に、次は冒険せずにファッション雑誌で勉強して、ショップの店員さん後からも借りて、少しずつ自分なりのお洒落を身につけていきましょう。
配信元:日本人材ニュース