課題・問題解決の2つのアプローチ法~原因追究型とビジョンメイキング型

課題解決のタイプ

(1)「目指すべき姿」が、既に存在する目標や基準、標準のように明確な原因追求型
(2)「目指すべき姿」を新たに設定する必要があるビジョンメイキング型

課題解決は、2つのタイプに分けることができます。 一般的に行なわれている問題解決、課題解決については(1)のケースが多いことかと存じます。 さて、この2種類の課題解決においては、次のようなアプローチが有効です。

■原因追究型の場合

現状が「月にクレーム10件」、理想が「月にクレーム0件」という場合や、故障、売上の不振など、現状がマイナスな状態であり、健全な状態にしたい場合は、どうすれば良いかを考えることが解決になります。

原因を特定できればやるべきことも明確です。そこでは、論理的思考力や分析力、なぜなぜ分析といった手法を活用し、早く原因にたどり着くようにしましょう。一般的に行われている課題解決は、 こちらのタイプが主流です。

■ビジョンメイキング型の場合

例えば「売れる商品をつくるには?」といったテーマ設定の場合、原因追究型の手法で売れない商品(現状)を、いくら「なぜ売れないか?」分析しても答えにはたどり着けません。 まずは「どういう商品であるべきか」というゴール、目指すべき姿の見極めから始める必要があります。

現状分析ではなく、ゴール設定からスタートしなければならないうえ、ゴールが設定できたとしても、そこまでにどうたどり着くか明確な答えが見つかるとも限りません。

ビジョンメイキング型を実践するためには、創造力や課題「設定」力、未来を考える力、シナリオ構築力、深く幅広い知識や経験、メンバーの多様性など、様々な力を活用して解決に導きます。

原因追究型は、AIの登場によりこれから助けられることが多くなるかもしれませんが、ビジョンメイキング型は、まだまだ人間の知性が必要とされるため、 まさに、これから身につけていくべき力だといえるでしょう。

課題解決力向上のご提案

下記の資料では、課題解決のタイプのより詳細な説明や、アプローチ法を身につけるうえでヒントとなる研修を紹介しております。貴社の課題解決力向上の一助になりましたら幸いです。

→提案書ダウンロードはこちらから

資料内の研修一覧

【ロジカルシンキング研修(基礎)~原因追求型課題解決の基本編】
・【公開講座】ロジカルシンキング研修
・【講師派遣】ロジカルシンキング研修 ~基本編(1日間)

【ロジカルシンキング研修(実践)】
・【公開講座】ロジカルシンキング研修(実践編)~論理的思考による問題解決
・【講師派遣】実務で使えるロジカルシンキング研修(1日間)

【問題解決研修~ビジネス上の問題を解決する】
・【公開講座】問題解決研修~ビジネス上の問題を解決する
・【講師派遣】問題解決研修(1日間)

【課題解決研修~ビジョンメイキング編】
・【公開講座】経営戦略研修
・【講師派遣】管理職研修~経営戦略策定編(1日間)

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