与えられた役割・担当業務はソツなくこなすが、プラスアルファの動きができない
「中堅社員」の年次や細かな役割の定義は各組織によって異なるものの、共通して伺う中堅社員さまの課題は、「チームにおける中核人材として、自分の担当業務をソツなく上手にこなすことはできる。そして皆問題に気づくだけの視点も持っている。しかしながら、せっかく高い問題意識を持っているのに、それを踏まえて現状をよりよくしていくためのプラスアルファの動きができない」というものです。
「マインド・心構え」と「スキル不足」のいずれかもしくは両方が課題
組織が期待するようなプラスアルファの動きができない理由には、「問題があると思っていても主体的に動き出そうとしない(=マインド・心構えの問題)」 「問題があることはわかっていて解決策もわかっていても、上司や周囲をうまく巻き込むことができない(=スキルの問題)」のいずれか、もしくは両方があるようです。
自分の「思い」を実現していくための「スキル」をインプット
中堅社員を育成するためにはまず、「マインド・心構え」へのアプローチを丁寧に行う必要があります。
中堅社員として過ごす時期は、業務に慣れており日々不自由することは特になく、新たな発見も少なくなりがちです。また、組織の風土や暗黙のルール、上司の特徴などもわかってきて、組織に対する諦めに近いような思いが生まれてしまうこともあります。
それらの思いに対し、役割を押し付けてしまうとかえって反発を生みます。そこで、ご本人たちに歩み寄り、日々感じていることについて意見交換していただく時間を多くとります。意見を述べるなかで、「自分には、組織に対してもっとできることがある」と受講者さまに気づいていただけるよう、講師が進行していきます。
「マインド・心構え」と「スキル不足」のいずれかもしくは両方が課題
「マインド・心構え」に続いて、「スキル」で何をどのようにお伝えするかは、組織によって実にさまざまです。「プラスアルファの貢献をしてほしい」という期待はどの組織も同じですが、 プラスアルファの貢献として具体的にどのような役割を果たしてほしいかについては、組織によって異なるため、ヒアリングのうえで研修内容と取り上げるテーマやスキルを選定し、カスタマイズしてご提案をいたします。
<中堅社員向け研修で扱うことの多いスキルの一例>
▶タイムマネジメント研修
▶部下指導・部下育成研修
▶問題解決・課題解決研修
▶アサーティブコミュニケーション研修
研修が進むにつれて、自組織に対する帰属意識を再確認でき、表情が明るくなる
中堅社員向け研修では、研修が進むにつれて、皆さま表情が明るくなっていきます。
「思うことはあるものの諦めかけていた」という日々のなかで、いったん研修で現場を離れ、同じような状況のメンバー同士でたくさん意見を交わしているうちに、自分自身が自組織に対する愛情をしっかりと持っていることを思い出すのだと思います。
他責的な自分に気づき、「自分には何ができるか?」と当事者意識を持って考える
同時に、いつの間にか組織や業務に慣れるにつれて他責的になっていた自分自身にも気づかれ、上司への補佐・提言や後輩の育成など、研修で扱う内容を前向きに受け止めてくださる方が多数いらっしゃいます。1日で終わらせず複数日程で実施した際、受講者同士のコミュニティが研修後も続いていきやすいのも中堅社員世代かなと思います。
・チーム全体を引っ張るのはチームリーダーの仕事だと思っていたが、中堅社員がリーダーシップをもって、時には先導しなくてはいけないというのが分かった。これはこれまでの自分の考えとギャップがあった。自分の立ち位置を改めて認識する良い機会となった。
・なかなか人は変えられないけれど、自分が変わることにより周りをいい方向に変えていけたらいいなと思っています。変えていく際は教えていただいた手段を有効に活用したいです。
・思い込みで行動していたり理解(誤解)していることが想像より多く、普段気づかない部分に目を向けることができました。また、同世代の同期も同じような悩みを持っていると知り、お互いに情報交換・今後の改善策を考えることができとても良い機会となりました。
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