新人若手に求められる「失敗からの学び」と「報連相」~社会人15年目のつぶやき
2022.02.08
- ビジネス
10月の内定式が終わると、インソースの事務所内にはアルバイトとして働く内定者の姿が徐々に見られるようになります。最初は全ての行動がぎこちなく、緊張がこちらにも伝わってくるかのような内定者の方々も、時間が経過するにつれ少しずつリラックスしていきます。しかし、新入社員として入社したら自分は活躍できるのか、常に不安は残っているようです。
自分の不安を減らすためにも、たくさん失敗したほうがいい
社会人になりたての頃は、2~3年上の先輩でもその経験値の差に圧倒されてしまいがちです。実際にはそこまで大きな差がなかったとしても、自然と圧倒される気持ちを抱いてしまうことは仕方のないことです。「自分の〇年後にこうなれるのかな、自信がないな」と毎日不安になることもあるでしょう。
自信がないゆえに、「すみません」「申し訳ございません」が口癖のようになってしまう方もいらっしゃいます。しかし上司・先輩からすると、自ら質問をしてくれたこと・失敗を報告してくれたことは嬉しいことで、むしろ評価に値するくらいです。
分からないことを分かったふりをしてなんとなく作業を進めることや、失敗を恐れて挑戦しないことの方が、本人と組織のためになりません。小さなミスの見落としが、大きなミスを引き起こしてしまう可能性さえあります。しかし、仕事の本質に近づこうとする姿勢や、失敗した後の前向きな取り組みで、経験・知識を積み重ねることができ、自身の成長につながります。
失敗できるのは若いうちだけ。大事故になるような難しいことを、先輩たちは新人の皆さんに任せることはしません。また、新人だから、と大目に見てもらいやすいのです。今のうちにたくさん挑戦して小さな失敗を重ね、経験値を上げたほうが自分にとって良いのか、という考えを持つようにしてみてください。
報告・連絡・相談は、新人の義務
報告・連絡・相談(ホウレンソウ)がないと、上司は任せていた仕事がどこまで進んでいるのか分かりませんし、お客さまとの間でトラブルが起こっているなんて想像もできません。依頼と全く異なる成果物が上がってくるなんてこともよくあります。「どうしてこんなことになってしまったの?大事になる前に早く言ってくれれば何とかできたのに……」後輩指導・部下指導の経験のある方なら、誰しも一度はこのような思いをしたことがあるものです。
そんな不測の事態を回避すべく、まずは新人として「報告・連絡・相談は義務」と言われるくらい大事なことであると、常に意識するようにしましょう。もちろん、先輩・上司側も、部下・後輩がすすんで報告・連絡・相談をしたくなる仕組みづくり・雰囲気づくりに努めなければならないことも同じくらい大切です。失敗すること、分からないことが問題なのではなく、その時にホウレンソウができるか、その経験を次に活かせるか、が重要です。たくさんの経験を積み重ね、一歩ずつ成長へむけて歩んでくださいね。
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