年間約74万名に研修を提供する株式会社インソース(本社:東京都荒川区、代表取締役執行役員社長:舟橋孝之、証券コード:6200、以下「当社」)はこの度、約3万7千名に行った2024年度新人研修の結果を分析した、本年度の新人の傾向についてお知らせいたします。
本年度4月1日~15日の15日間で、新入社員研修の受講者数は累計37,371名(うちオンライン受講者数 2,199名)となりました。これらの新入社員研修に登壇した講師やアシスタント講師などからの声をもとに2024年入社の新人の傾向を速報としてまとめました。また、新人の課題を8つのスキルに分けて分析・可視化する新人8大スキルアセスメントの受検結果から見えたことについてもお伝えします。
新人研修に登壇した講師からの声をもとに、2024年新人の傾向をまとめました(アンケート、講師報告書より分析)。
特に行動力とコミュニケーションの面において、単に「できる/できない」ではなく、①自発的にできる、②指示があればできる、③意図的にやらないまたは自分の思い通りにやる の3極化傾向が見られました。
これまで多かった②の指示待ち型の傾向は減少し、新たに③自分の感情や考えを優先させて自分の方法でやる、または意に沿わなければ指示されてもやらない、という傾向が見られるようになりました。
恥じらいなく自分をさらけ出した行動・表現が、良い方向に現れる場合と、危うさや相手を不快にさせてしまう場合があるようです。組織が求めるモラルやマインドと本人の認識との間に大きな乖離が見られる結果となりました。
新人の課題を8つのスキルに分けて分析・可視化する新人8大スキルアセスメント(※)の受検結果から見えたことをまとめました。
※2023年10月~2024年4月実施、受検者計134名
合計点数はこの6年上昇傾向にある一方、標準偏差(バラツキ)は大きくなっており、ビジネスマナー・文書スキル・対人スキルは標準偏差が過去最大となっています。特にビジネスマナーと文書スキルについては、本人の認識と点数とに開きがあるため、現場指導時には本人が思っている以上に指導が入ることが予想されます。
また、ビジネスマインドは2021年テスト結果で一番点数が高い項目だったものの、実際の研修内では実践できていませんでした。そのため、これらのギャップを踏まえた新人教育施策を行う必要があります。
インソースでは、この結果を踏まえ新入社員のスキルアップのための様々な研修をご用意しております。
入社時は知識・能力の個人差が大きくても、その差を埋める教育によって、新人が自信をつけていくことが大切です。そのためには、現場でのOJT教育がさらに重要となります。当社では指導者向けの様々なサービスも開発しております。
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