2018年2月23日
カケハシ スカイソリューションズ 岩田 徹 ヒューマンリレーション事業部 執行役員
昨年9月1日時点で18卒の新卒者の内定率は91.4%。前年10月1日時点の内定率(91.2%)を上回る状況で、就職環境の良さを表しています。裏を返せば採用難を示しており、昨年11月にマイナビ社より発表された18卒の採用充足率は前年比4.7ポイント減の83.0%。学生の大手志向の影響もあり、上場企業95.3%に対し、非上場企業77.8%で、非上場、中小企業であるほど苦しい採用戦線でした。
昨年10月初旬は51.7%の企業が採用を継続すると回答していましたが、内定者確保には厳しい状況です。事実、18卒学生のほとんどが就職活動を終了していると思われます。
採用人数が確保できなかった企業は若手の中途採用を強化し、中途採用市場も活発になっています。有効求人倍率も高水準で、空前の売り手市場です。
この状況下で19卒の新卒採用を成功させること、また新卒に限らず、18年度の人員計画を達成させるために企業に求められていることは、年間の採用計画や戦略を明確にし、自社で働くメリットを訴求し、採用活動を実行に移すことです。
新卒、中途、パートアルバイトに限らず、大手求人サイトには過去最高水準の求人件数が掲載されており、数年前まではサイト掲載で確保できていた応募も現在は確保しづらい状況です。
そんな中、求職者との出会い方も多様化しています。ナビ媒体一辺倒ではなく、様々な方法で求職者との接点を作ること。何よりスマートフォンの普及が進み、求職者の求人探しにも変化が見られます。従来の採用手法では通用しない部分も明確になり、明らかに潮目が変わってきています。
こうした中で人材確保に成功している企業の特徴は、自社の採用サイトを強化し、自社サイト経由での採用に成功している点です。自社サイト経由での応募はありますか。求職者から発見されやすい仕掛けになっていますか。
自社サイトが求職者に対して、発見・応募受付・動機付けまでの機能を果たすことができれば、きっと採用活動がうまくいくことでしょう。
配信元:日本人材ニュース
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