2024年5月31日
2024年度新入社員の就職活動は"順調だった"との回答が6割を超えていることが、東京商工会議所(東京・千代田、小林健会頭)が実施した「2024年度新入社員意識調査」の集計結果で明らかとなった。(文:日本人材ニュース編集部)
就職活動が順調だったかどうか聞くと、「順調だった」、「ほぼ順調だった」との回答は合計で62.2%となり、就職活動の「順調さ」はコロナ禍前の2019年度調査の数値を上回り、コロナ禍以降(2021年度~2024年度調査)でも最も高い数値となった。
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文理別にみると、「順調だった」、「ほぼ順調だった」との回答計は文系で52.0%、理系で68.5%となり、ともに2019年度調査の数値を上回り、コロナ禍以降(2021年度~2024年度調査)でも最も高い数値とを記録した。
内定取得企業数(大学卒)の平均値は、大学(文系)卒が2.20社、大学(理系)卒が2.31社となり、いずれも2023年度調査よりも更に増加した。
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就職先の会社でいつまで働きたいかと聞くと、「定年まで」が21.1%となり、10年前の2014年度調査(35.1%)と比べて14.0ポイント減少した。
「チャンスがあれば転職」は26.4%となり、10年前の2014年度調査(11.9%)と比べて14.5ポイント増加したことから、東京商工会議所は「新入社員は"長期勤続志向"が低下し"転職志向"が高まる傾向にある」と分析する。
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就職先の会社を決める際に重視したことを聞くと、「処遇面」(56.0%)、「社風、職場の雰囲気」(54.3%)、「福利厚生」(45.4%)が上位となった。
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調査は、2024年4月2日~5日、東京商工会議所が実施した新入社員研修の受講者1021人を対象にWebで実施し、957人の回答を得た。
※本調査結果では小数点第2位で四捨五入しているため、単一回答の質問では合計が100にならない場合がある。
配信元:日本人材ニュース
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